こちらでは,ぴーちゃんにまつわるエピソードを思いつくまま綴ってみました。
第4話:「ぴーちゃん 病院へ行く」(2002年4月13日)
我が家に来て3年半,病気知らずのぴーちゃんでした。勿論,今でも元気なんですが,ここのところ羽を膨らませて“膨ら雀”状態になることが多くなってきたんです。まぁ,こんなことは以前からたまにあったことなんですけどね。でも,インコが羽を膨らませるってのは具合が悪いってことだそうなので,今回,思い切って病院へ連れて行くことにしました。ぴーちゃんの貧相な羽毛も診て貰いたいし。あと,先日我が家に来たばかりのこぴーちゃんの「う○ち」の色が緑色になっているのも気になったんです。特に葉っぱを与えたりはしていないんですけどね。
ということで,2羽を率いていざ病院へ。病院は,隣町の江南市にある「あいち動物病院」です。犬猫病院ならあっちこっちにあるんですけど,なかなか鳥も扱っているって病院が無いんですよね。タウンページで探して見つけました。
我が家から車で30分弱のところにあります。予約制なんで,前の日に電話予約を入れました。そんで,いざ診療へ。結果は・・・,ぴーちゃんの“膨ら雀”状態は単に寒いからとのこと。確かに羽毛が貧相なんで,温度調節(保温)が他のインコのようには出来ないってこと。ですんで,ぴーちゃんの鳥かごの中を温かくするようにとの指導を受けました。温かくって言っても30度〜40度くらいだそうで,我が家の部屋の中をその温度にしたらウチらが蒸し焼き状態になってしまいます。ですんで,鳥かご用の小型ヒーターを調達して暖房対策を取ることにしました。この話については別途「ぴーちゃんとアイテム」でご紹介することにしましょう。
次に,ぴーちゃんの貧相な羽毛なんですが,自分で抜いちゃうんですよね。先生の話によれば,ストレスかダニによるものだそうな。そしてどっちが原因かはすぐには見分けられないそうで(というのもダニを検出するのが難しいらしい),薬物療法が出来るダニの対応をとりあえず行うことにしました。それで症状が改善されなければストレスが原因ってことですね。薬物療法って書くとなんかすごい恐ろしいようなイメージがありますが,要はダニ消毒薬の入ったお風呂にちょっと浸かってもらうだけのこと。これを週に一度,4週間行うのが1クールだそうです。これで徐々に間隔を空けていくそうな。ということで,ぴーちゃんにはつかの間の入浴をしてもらいました。んで,こぴーちゃんの「う○ち」についてですが,粟玉ばかり与えているのが原因だそうです。我が家に連れてきた時は粟玉の食生活だったんですが,徐々に粟玉から普通の餌に切り替えていたんです。でも,こぴーちゃんは粟玉ばかり食べてました。それがいかんかったようです。ですんで,粟玉と普通の餌を混ぜて,その粟玉の含有量を徐々に減らしていくようにしてます。
それにしても病院内でのぴーちゃん,予想以上に大人しかったです。隣りに犬がいても我関せず。もっと右往左往するのかと思ったのにね。
第3話:「ぴーちゃんとお風呂(その2)」
なんか最近・・・週末になるとぴーちゃんをお風呂に入れているような・・・。というのも最近のぴーちゃん,相変わらず羽の生え変わる時期が続いているようで,特に頭の毛は新しい毛が棒状になってにょきにょきと出ているんですよ。まるで“ハリネズミ”みたいに(^o^;; そんでもってその棒状になったものの硬い覆いがやがて割れて,その中から新しい毛が誕生するんですね。割れた硬い覆いは粉状になってあちこちへと飛び散るんです。肩の上やテーブルの上,床の上,所構わずです。
それが嫌でついに今週も「入浴タイム」となりました。ぴーちゃんの体に付着した“粉”を周囲に飛び散らす前に洗い流しちゃおうとね。
もう,数回の経験があるからなのか以外に大人しく,慣れた感じです(^^;; 「い〜い湯〜だ〜な〜。」って唄っているかは定かじゃありませんが,以前のような抵抗はしません。やっぱ本人もこの“粉”に気持ち悪がっていたのかなぁ。
さて,入浴が終わったぴーちゃんは,いつもの無残な姿でとぼとぼと歩いています。こんなに大人しくしてくれるんだったら毎日でも入浴させてやろうか・・・と(^o^;;;
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第2話:「ぴーちゃんとお風呂」
抜け毛の季節なのか,ぴーちゃんの羽がよく抜ける時があるんです。かゆそうに毛繕いを繰り返したり,かごの中でホバーリング?したり・・・。特にホバーリングしたときなんか周りに羽を撒き散らして,床が羽だらけになっちゃいます。かごから出してやっても同じですね。人の肩に乗っては毛繕いを続け,肩に羽や粉を撒いていきます。
そこで,見るに見かねて「ぴーちゃん入浴ターイム!」が始まります。ぴーちゃんを捕まえて洗面台へ,お湯の蛇口をひねり,ぴーちゃんにかけてあげます。嫌がるぴーちゃんをがっしりと固定し,ジャブジャブと・・・。これって動物虐待なんかなぁ〜(^o^;;; もう少し気持ち良さそうな顔をしてくれれば,やってあげている価値もあるんでしょうけどねぇ。
んで,やっとの思いで入浴を終え,釈放されたぴーちゃんはと言うと・・・,見るも無残な姿になります。インコ界では最高の屈辱なのか定かじゃありませんが,一人(一羽)とぼとぼと,飛ぶことも出来ず床を歩いています(^^;;; 普段は自ら決してはいることないかごにも進んで入り,一人で大人しくしてます(^o^;;;
その後,羽が抜けたり,毛繕いに明け暮れることはほとんど無くなるんですけどねー。ぴーちゃんにはその“有り難味”が分かってないんかな? それとも羽が抜けたり毛繕いをしたりするのが趣味だったとか・・・。
第1話:「ぴーちゃん来る!!」
’98年10月4日,日曜日の夕方のことでした。私は会社が休みで一日ずーっと家におり,つかの間の休日をの〜んびりと過ごしていました。
いつもヨメさんは決まって午後から夕方にかけて買い物に出かけます。その日もいつもと同じく,日がちょっと傾いてきたかなぁ〜という時間に買い物にでかけました。
ところが,つい今しがた家を出て行ったヨメさんが慌てて家に戻ってきたんです。財布を忘れたんかな?と思ったのですが,玄関先で何か私を呼んでいるようです。何事かと思って玄関先まで出て行くと「ちょっとこっちへ来てっ!」って手招きするんです。何のことかさっぱり解っていない私は,ただ言われるままに外へ出て行きました。ウチはアパートの2階の部屋です。玄関を出て下へ降りるための階段があるのですが,その中腹に・・・何か小さい物がいたんですよー。ヨメさんもその方を指差してました。よ〜く見ると小さなインコでした。ヒナまで小さくはありませんが,産毛も多少残っておりヒナと大人(若鳥って言うのかなぁ〜)の中間くらいの体つきでした。私は以前に何度かインコを飼っておりましたので,私にとってのインコは最も馴染みの深い動物だったんですね。自然に手が出てしまいました。「噛まれるかなぁ〜」とちょっと恐る恐るだったんですが,手にとってみると噛みもせず暴れもせず,手の中で震えてました。あ〜,どこかの家で飼われていたのが逃げて来たんだなぁ。
さぁ,そこから「ぴーちゃんのお家準備」が始まりました。近くにインコを飼っているような家も見当たりませんし,インコを探しているような張り紙も見当たりません。まぁ,飼い主が現れたらそれで返せばいい。とりあえず飼い主が現れるまでウチで飼ってあげよう。早速私は近くのホームセンターまで車を向け,鳥かごと粟玉を買ってきました。それと,よくよくぴーちゃんを見ると,外を飛んでいたり階段でうずくまっていたりしてましたから相当汚くなってました。洗面台にお湯を張り,ぴーちゃんを洗ってやることに・・・。嫌がるぴーちゃんに強引にお湯をかけ,バシバシ,ジャブジャブ・・・。はい,綺麗になりましたっ・・・と思いきや,一向に綺麗になりません。これが元からの色だったってことにその時初めて気づきました(^o^;;;
あっ,いつの間に名前が「ぴーちゃん」になってますね。暗黙の了解でそうなってました(^o^;;;
さぁ,この日から我が家の家族に「ぴーちゃん」が加わったのです。その後ぴーちゃんを探している人は現れず,今に至ってます。もう,「我が家のぴーちゃん」になっちゃいなっ(^o^)/