4歳限定から4歳以上の牝馬レースになって久しく経った・・・のかな。エリザベス女王杯がやってきました。牝馬G1馬が勢揃いしてますね。4歳馬から古馬までオールスター牝馬と言ったところでしょうか。でも秋の空ですから何が来るかがこれまた分からないんだよなぁ〜。
[検討](根岸ステークス)
先ずは東京のダート重賞根岸ステークスから。ダートでしょ,1200mでしょ,重賞でしょ,16頭立て(1頭取り消しで15頭立てですが)でしょ・・・。見る馬あまり分からなくてさーっぱりなんですよねぇ〜。そんな中で過去の実績を照らし合わせて良さそうな馬をピックアップするとしたら・・・,前走プロキオンステークス重賞1400mを2着だったエイシンサンルイスかなぁ。1200mダートの東風ステークスも2着でしたし。重賞で1着ってことはなかったんですが,このメンバーの中では重賞2着の実績でも光り輝くものがあります。あとはどーしよーかなぁ〜。1600万条件レースですけど,1200mダートを勝ったツルミカイウンの勢いにも期待しましょうかね。それと同じく条件レースですが1700mダートを2連勝したミヨノショウリなんかを狙うのも高配当が期待できそうで良いですね。ただ1700mダートですから1200mとは全然違うんで参考になるのかどうか・・・。あと,ブロードアピールも押さえておきましょう。スプリンターズステークス4着の実績は大きいです。ただ,この馬も実績があるのは芝コースなんで,ダートでどう通用するかが問題です。確かに5走前の栗東ステークスが1200mダートで勝ってますから,ダート自体は不得手ということでは無いと思いますけどね。
とまぁ,「これはっ」という馬が見あたらないんで自信がないんですけど,この辺で行きましょうか。
[レース](根岸ステークス)
スタート後,先頭に立ったのはなんとベラミロードでした。あれまぁ。そしてエイシンサンルイスは2番手,その後というか並んでゴールデンチェリー。この3頭が固まってレースを引っ張る形になりました。他の馬はもう団子状態になって何がなんだか分かりません(^o^;; ブロードアピールは最後方だそうですね。ダートレースで追い込みはちょっと厳しいんじゃないかな。
各馬固まったまま順位にあまり変動もなく最後の直線へ。先頭を走っていたベラミロードはちょいと後れて,エイシンサンルイスが先頭に立ちました。ほんで2番手に上がってきたのがノボジャック。エイシンサンルイスはいいんですが,ノボジャックが全然買っていないんでやばいです(^o^;; でも他の馬たちも全然上がってくる気配がありません。ところが,残り200mを切った辺りで後ろからものすごい脚の馬が上がってきました。なんとなんと,ブロードアピールじゃありませんか!! すげー。なんじゃこのスピードは・・・。他の馬が止まって見えたほど完全に他の馬とはスピードが違っていました。あれよあれよと上がってきて,2番手になったかと思ったらそのままエイシンサンルイスまでも差しきって,なんと1着でゴールイン! へぇーっ,ダートであんな脚を使えるなんて・・・,ものすごい馬ですね。感動しちゃいました。
[検討](エリザベス女王杯)
感動も冷めやらぬまま京都のエリザベス女王杯へ目を向けましょう。ここはね〜,やっぱりフサイチエアデールとトゥザヴィクトリーでしょう。2頭ともG1未勝利なんですけど,最近の実績が一番高いのはこの2頭なんですから。ファレノプシスはねぇ〜,このレースで引退だそうですが,さすがに最近の戦績でこのレースを勝つのはちょっと厳しいんじゃないかなー。切ることにします。あと,プリモディーネは去年の桜花賞馬でオークスも3着の実績馬なんですが,1年半ぶりの出走で,なになに・・・,馬体重がプラス40kgだそーな。こりゃ別人じゃなかった別馬ですよ。これじゃとてもじゃないけど1年半前の走りは蘇りそうにありませんね。この馬も消し。ほんじゃフサイチエアデールとトゥザヴィクトリーの他に挙げる馬はいるのか・・・ってことになるんですが,どうしよう,挙げるとしたら・・・,前走の秋華賞3着,前々走のローズステークス3着のトーワトレジャーかな。そうそう,今年のオークス馬シルクプリマドンナもいるじゃありませんか! 確かにシルクプリマドンナはそろそろ終わりかとも思えるんですが,もうちょっと様子を見ることにしましょう。これでダメだったらもう終わったんだな・・・と。面白い狙いとしたら,今年のオークス3着だったオリーブクラウンなんてのはいかがでしょう? 出来不出来の差が激しい馬ですけど,前走大敗しているだけにひょっとしたら今回来るかも・・・。あ,そうそう,ローズステークスを勝ったニホンピロスワンも候補に入れておきましょう。
[レース](エリザベス女王杯)
いよいよレースのスタートです。スタート後,まず先頭に立ったのはトゥザヴィクトリーでした。これは予想通り,良い感じです。そして2番手にフサイチエアデール。今回はトゥザヴィクトリーをマークしてレースをする作戦なんでしょうか。ほんとはちょっと後ろにいた方がいいんですけどね,この馬にとっては。そして並ぶようにしてオリーブクラウンがいて,ファレノプシスも先行の位置にいました。あとはメジロサンドラとかスプリングチケットもいましたっけ。2200mのレースとは思えないくらい全馬固まった展開,スローペースになりました。
この展開じゃどの馬がきてもおかしくない感じです。各馬そのまま固まった状態で4コーナーをまわって直線勝負へと出ました。トゥザヴィクトリー,フサイチエアデール,この2頭の一騎打ちが始まりました。やっぱりトゥザヴィクトリーかなぁ・・・と思っていたら急に失速。フサイチエアデールが出ました。そしてぴったりこの2頭についていったファレノプシスがラストスパートをかけて,失速したトゥザヴィクトリーを捕らえると今度はフサイチエアデールも交わす勢いです。ゴール直前でフサイチエアデールを抜くとそのまま先頭でゴールイン! うぉーっ,終わった馬かと思っていたのにぃぃぃぃ(ToT) 買わないと来るんだよなぁ・・・。
結果・・・「根岸ステークス」,「エリザベス女王杯」