自宅WINS(過去ネタ)

2001/10/7「毎日王冠(東京)」「京都大賞典(京都)」


 秋のG1第1戦が終わって,いよいよ秋競馬も本格化しました。今週は来る秋の天皇賞へ向けてのステップレースが東西で行われます。
 

[検討](毎日王冠)

 先ずは東京の毎日王冠から。いつものことながらこの1800mって距離がな〜んか嫌らしいんよねぇ〜。天皇賞を睨んだ2000m中距離馬はもちろんのこと,マイルチャンピオンシップを睨んだ1600mマイラーの馬もちらほら見えてます。果たしてこの1800mって距離はどっちの馬に有利になることか・・・。う〜む,余り良く分からないんで,両者から候補をかいつまんで組み合わせましょうかね。
 とりあえず本命とすれば・・・。マイラーのマグナーテンか,中距離のロサードか・・・,でしょうねぇ〜。マグナーテンは前走関屋記念はマイルでしたが,その前は1400m,更にその前は1200mと,どちらかと言えばマイルを上限にそれよりも短い距離を使っているんですよねー。果たして1800mを走れるのかどうか・・・が疑問の残るところです。ということで,ここはロサードにしましょう。前走2000m小倉記念1着,前々走北九州記念は1800mで2着と中距離では安定しています。そんで,念のためのマグナーテンは2番手にすることにします。あと,3番手には1800mの北九州記念でロサードに勝っているエイシンプレストンを挙げておきます。あと,マイラー組からは安田記念3着のメイショウオウドウも入れておかなきゃなりませんし,マイラーズカップを勝ったジョウテンブレーヴも捨てがたい。こんなところかなぁ。これ以上挙げると買い目が膨大になりますんでね。あ,あとアメリカンボスが天皇賞へのキップを目指して出てきているようですが,中山記念以来ですんで,ちょっと復活は難しいでしょうね。ここは可哀想ですがパスさせてもらいます。
 よし,こんなところで行きましょう。
 

[レース](毎日王冠)

 スタート後,まず飛び出したのがサイレントハンターです。ここでの逃げ馬は2頭,サイレントハンターとマグナーテン。どちらが行くかと思ったらサイレントハンターの方が先に出ました。そしてそのマグナーテンは2番手を追走。あとほぼ同じくしてジョービッグバンもいました。そしてそのあとにはジョウテンブレーヴやらエイシンプレストンやらもいます。ロサードは後ろから4頭目といったところでしょうか。この馬は差しなんで,まぁまぁ良い位置かな。もうちょい前にいてくれた方が安心なんですが。そして追い込み馬のメイショウオウドウは後ろから3頭目。これは不気味な位置にいます。
 向こう上面になったとき,先頭はマグナーテンに変わりました。そしてサイレントハンターが2番手の展開に。ちょっと縦長になってますねー。後方の馬の末脚が爆発するのかどうか・・・。
 そして最後の直線へ。マグナーテンが相変わらず先頭にいますが,脚色は鈍り加減です。差されるのも時間の問題でしょう。ジョウテンブレーヴが中を通って出かけたかと思ったら,外からエイシンプレストンがやってきました。うわっ,やはり北九州記念を勝っただけのことはありますね。この距離は得意なんだなぁ〜。内からはロサードですかね。2番手をうかがう構えです。そして中を通ってダイワテキサスがやってきました。まずいっ,ダイワテキサスはノーマークなんで,来られたらアウトなんですよねぇ〜。必至にロサードを応援しました。んで,その応援が功を奏したのか,何とかロサードが2着に粘ってくれました。マグナーテンはやっぱり距離が長すぎたんでしょうかね。

 

[検討](京都大賞典)

 さて,気をよくして今度は京都の京都大賞典へ。ここは7頭と少ないし,もう走る前から勝敗が分かっているようなメンバーですんでねー。回避しようか迷いましたが,まぁ元金割れ覚悟で強行することにしました。
 何はなくともやっぱりテイエムオペラオーですねー。とは言え大阪杯の例もありますんで,一概にテイエムオペラオー不動の軸で行けるとは思えませんが,とりあえず1着は取れなくても2着には食い込んでくれるだろうと思ってます。まー,メンツがメンツですんで。メイショウドトウがいればちょっと状況は変わってきていると思いますけどね。ナリタトップロードとステイゴールドですんでテイエムオペラオーの連に絡む可能性はほぼ100%と言って良いんじゃないんかな。一応,この3頭で三つ巴で大丈夫かと思います。でもこれだと元金割れするんで,穴を1頭加えてみましょう。でも他に来そうなのが誰もいないってのが悲しいところでうすが・・・。敢えて選ぶとしたらスエヒロコマンダーでしょうかね。中京記念3着。それでも他の馬に比べたらプラス材料ですよ。それと,唯一の逃げ馬ってのもありますしね。他の馬達が皆差し馬なんで,ここでひょっとすると大逃げするかもしれませんね。大逃げしてまんまと逃げ切ってしまうってことも無きにしもありません。
 ということで,このレースは御三家3頭とスエヒロコマンダーの4頭で,テイエムオペラオーを一応の軸として馬券を買うことにします。
 

[レース](京都大賞典)

 レースです。テイエムオペラオーが好スタートを切りました。まさか逃げるのかと思いましたが,やっぱりそんなバカなことはしませんね。ちゃんと脚を溜めているようです。そして先頭に出たのが予想通りのスエヒロコマンダー。しかし私が思い描いていたような大逃げはやりません。ちょびっと前に立ってレースを引っ張っているってな程度です。これじゃ本命サイドの展開になっちゃうじゃんかー。展開を崩して面白くするのがスエヒロコマンダーの役目だと言うのに。
 2番手には早めにテイエムオペラオーがつけました。テイエムオペラオーが負けるレースって,いつも後ろの方に待機していて,直線で差しきれなかったってのがパターンですんで,今回は前の方に位置したんだと思います。まー,いい感じじゃないんでしょうか。そんでステイゴールドがテイエムオペラオーと並んでの3番手。その直ぐ後ろにナリタトップロードが待機しています。スエヒロコマンダーがレースを引っ張って,御三家が虎視眈々とお互いを牽制し合っているって展開でしょうか。これで益々御三家のワン・ツー・スリーフィニッシュが濃厚になってきました。
 3コーナー過ぎに,ナリタトップロードがついに動き出しました。テイエムオペラオーを交わして一気に先頭へ出ようという構えです。それを見て焦ったのか,テイエムオペラオーもスパートをかけました。でもまだ直線前なのに,大丈夫かなぁ。
 そんでいよいよ4コーナーをまわって最後の直線へ。スエヒロコマンダーは予想通り内で自滅しました。やっぱり大逃げしなかったのが痛いよなぁ。しかし,意外にも代わりに先頭に出たのがステイゴールドでした。テイエムオペラオーとナリタトップロードが外で鍔迫り合いしているうちに内を通って前に出てたんですね。そしてテイエムオペラオーが外から2番手につけました。ナリタトップロードはこの2頭に挟まれて3番手を追走。ここからテイエムオペラオーの末脚がどう出るか見物でしたが,思うようにステイゴールドとの差が縮まりません。こりゃまずいぞ。ナリタトップロードならまだしもステイゴールドに先着されるなんてねぇ。そうこう思っているうちに,なんとまぁ,ナリタトップロードが落馬。ステイゴールドよりも後ろにいたテイエムオペラオーが引っかけたのかと思いました。そしてステイゴールドが1着でゴールイン。2着にはテイエムオペラオー。あーあ,また敗れたんかい。んで落馬したナリタトップロードの後にスエヒロコマンダーが3着でゴールインしました。あれだけ自爆したスエヒロコマンダーなのに,結局御三家以外の馬には抜かれなかったのね。それもすごいと思いましたが・・・。
 でも,審議でテイエムオペラオーがコケて,ステイゴールドとスエヒロコマンダーの組になったらすごい馬券になりそうですよね〜。なにげに実は買ってました。テイエムオペラオーには悪いけど,馬券的にはこの方が良いかな・・・と。しかし驚いたことに,審議の対象馬ってテイエムオペラオーじゃなくてステイゴールドだったんですね。なんでも外に斜行したのが原因とのこと。結局,ステイゴールドが失格になってテイエムオペラオーが棚ぼたの1着。2着にはスエヒロコマンダーが入りました。
 それにしても,何とも後味の悪いレースになってもうたのぅ。

 

結果・・・「毎日王冠」「京都大賞典」