自宅WINS(過去ネタ)

2001/12/9「朝日杯フューチュリティステークス(中山)」「鳴尾記念(阪神)」


 先週の2歳牝馬G1に続いて,今週は2歳牡馬のチャンピオンを決める朝日杯フューチュリティステークスとまたややこしい名前に変更したG1が行われます。それと阪神では,いつの間にかG3に格下げになっていた鳴尾記念が行われるんですね〜。
 

[検討](朝日杯フューチュリティステークス)

 うーむ,やっぱり2歳馬は難しい・・・。というか材料が乏しいんで,「これはっ」というような馬を見つけにくいんですよねー。何が来てもおかしくないし,何がコケてもおかしくない・・・。そんなメンツが揃っているように見えます。
 ほんで,何を本命にするかなんですが・・・,2戦2勝のアドマイヤドンが抜けた人気になってますよね。そんなすごいんかなぁ。確かに勝ちっぷりは良かったようですね。でも2戦2勝って他にもバランスオブゲームもいまうし,カフェボストニアンもそうですね。そういうのが3頭もいると,ちょっと光らなくなってくるんですよねぇ。そんな中で目に付いたのは,3戦3勝のシベリアンメドウですね。馬体重がプラス10kgってのが気になるところですけど,成長分と見ましょうか。ということで,シベリアンメドウを本命にすることにしました。まー,出来ればこれで4戦4勝で来年に繋げて欲しいという期待もありますし。そして相手は,さっき挙げた2戦2勝のアドマイヤドンとバランスオブゲーム,そしてカフェボストニアンにしようっと。・・・なーんか,全然考えてませんね(^o^;; 無敗の馬ばかり探しているようで。でもしゃーないです。それ以外に目を引くような材料が無いんですもん。
 この4頭に絡めて伏兵を捜すならば・・・。夏には結構騒がれていましたサダムブルースカイ。京王杯2歳ステークスでは5着とコケちゃいましたが,やっぱりこの名前のインパクトにどうしてもねぇ〜。デイリー杯2歳ステークスを勝ったファストタテヤマを入れようかと思ったんですが,馬体重がプラス22kgですからねぇ〜。成長にしてはちょっと重すぎだと思いますんで,ここではパスすることに。京王杯2歳ステークス2着だったアグネスソニックとデイリー杯2歳ステークス2着だったホーマンウイナーあたりをつまむのも面白いかもしれませんね。
 こんなところにしておこうかな。挙げ出すときりがありませんからね。
 

[レース](朝日杯フューチュリティステークス)

 さてレースです。カフェボストニアンのスタートがえらく良かったです。そのまま逃げの体勢にはいるかと思いましたが,やはりゲイリーファントムが先頭を奪還しました。そしてカフェボストニアンは2番手に。3番手にはオースミエルスト。そしてアグネスソニックは先行策に出ましたか。アドマイヤドンが内で5番手あたりを追走。で,イチロースワンが中団に近い位置にいます。スターエルドラードもその辺の位置にいました。1600mの割には結構縦長の展開になりましたね。バランスオブゲームは中団あたりかなぁ。やや後方よりだったかもしれません。サダムブルースカイに至っては完全に見失いました。地方から来たヤマノブリザードは後方から3頭目あたりにいます。うーん,この展開,どうでしょう。ゲイリーファントムは大方の予想通りでしたが,他の馬の位置取りがどうも・・・。縦長の割には真ん中あたりがぎっしりしているように見えます。
 そして早くも4コーナーをまわって直線へ入りました。すごいです。全馬固まってごちゃごちゃして,何がなんだか分かりません。カフェボストニアンだったかアグネスソニックだったか,内で粘っていましたが,やはりアドマイヤドンが出てきましたね。人気になるだけあって単なる2戦2勝馬じゃなかったのねー。そして外からヤマノブリザードが上がってきました。道中あんなに後ろにいたのに,ちゃっかり上がってくるなんて。そしてスターエルドラードも今回は脚色良く上がってきました。アドマイヤドンはほとんど余裕でしたね。楽々1着でゴールインしたように見えました。そして2着には地方から出てきたヤマノブリザードが来るなんて・・・。それなりの人気は集めていましたが,まさか来るとは思ってもいませんでした。そしてスターエルドラードが3着かぁ。バランスオブゲームがかろうじて来ましたが,ダメっすね。シベリアンメドウなんか不利を受けたせいか,いずこへ〜ってな感じです。
 人気からするに順当だったんでしょうが・・・。

 

[検討](鳴尾記念)

 気を取り直して鳴尾記念へ目を向けることにしましょう。と言っても,気を取り直せるようなレースじゃないような・・・。G3になった反面,レースの位置づけがかなり変わったように思えますね。阪神のレースじゃな〜いってな。それでも有力馬がいるんで少しは救われるかな。
 その有力馬ってのは勿論ダイタクリーヴァです。ただ,マイルを得意とするこの馬が2000mをどう走るかなんですけど,去年のこのレースを勝っているんですよね。1年ぶりの2000mってことになりますが,勘は無くなっていないだろーなー? ちょっと心配な面もありますが,まー,このメンバーであればかなり有利に進められるんじゃないんかなぁ。
 そして対抗には,福島記念を勝ったミヤギロドリゴを狙ってみようと思います。あんま人気ありませんけどね。前走はたぶんマグレだったと思いますが,今回もそのマグレを引き起こしてもらいたいものです。対抗にするにはちょっと過信かな。そんじゃ,京阪杯2着だったラムセスロードを対抗にしておこうかな。まー,京阪杯も2000mではなくて1800mなんですけどね。重賞2着というのはこのメンツではかなりのプラス材料になります。それと,3歳馬で頑張ってますトレジャーですね。福島記念ではボロボロでしたけど,セントライト記念2着になったくらいですから,それなりの実力はあるはずです。福島記念は事故だったと思いこみましょう。同じ3歳馬では,あのアグネスゴールドもいるんですよねー。どうしようかな。春はクラシックの本命に名を連ねる存在だったんですが,神戸新聞杯,菊花賞とコケましたからねぇ。それに比べたら鳴尾記念の方がレベルは低いんでしょうが,馬の精神状態がどうかですね。今まで無敗だったのが,いきなり2戦続けて着外に破れたんですから。きっと意気消沈しているだろーなーって勝手に思ってます。もう一つ,穴として福島記念2着だったサイレントセイバーも狙っておこうかな。来たら万馬券になりそうですけど。
 

[レース](鳴尾記念)

 では,レースへとまいりましょう。スタート後,タマモヒビキが良い感じで飛び出して,内へと入り込んできました。そのままタマモヒビキがレースを引っ張るのかと思いきや・・・,何とまあメイショウオウドウが強引に先頭に立ったではありませんか! これは捨て身の作戦なんでしょうか。変に展開を乱して欲しくないんですけど・・・。いやな予感が走ります。そして3番手にはアグネスゴールドがいました。早めについていこうってことでしょうか。これもまた意外です。で,4番手にダイタクリーヴァがいました。こちらもちょっと意外でしたね。しかも武豊騎乗ですんで,完全に追い込みになるのかと思っていたんですが・・・。5番手にはトレジャーがいます。そしてミヤギロドリゴ,ロサードと続いています。サイレントセイバーは後方から2頭目ですねー。縦長の展開になりましたが,特に入り乱れた展開ではなく,ゆっくりとレースが流れているって感じです。でも順番は確実に変です。
 3コーナー過ぎ,ジョービッグバンが外から上がっていきました。そして各馬差が縮まって4コーナーをまわり直線へ。内でメイショウオウドウが粘ってます。2番手にはアグネスゴールド。そしてすぐ後ろにダイタクリーヴァがいます。うわぁー,アグネスゴールドかぁ。意気消沈していたと思っていたのに,意外と元気ですねぇ。ダイタクリーヴァの後ろにはグランドシンザンがいたんですが,結構脚色が良く見えました。ひょっとして差しきるんじゃなかいと思ったんですがね,最後は差が縮まりませんでした。ダイタクリーヴァは懸命にアグネスゴールドを捕らえようとしてましたが,じわりじわりとしか差が縮まりません。メイショウオウドウはまんまと逃げ切ったという感じで1着に。2,3着はわずかにダイタクリーヴァがアグネスゴールドを差して2着,アグネスゴールドは3着。
 うーむ,アグネスゴールドの粘りにも驚きましたが,やっぱりメイショウオウドウの逃げにはやられましたね。

 

結果・・・「朝日杯フューチュリティステークス」「鳴尾記念」