墓参を終えて、クルマを東に走らせました。稲穂が黄金色に輝いている田もあれば、もう刈り取りが済んだ田もあります。そして、あぜには真っ赤なマンジュシャゲがとてもきれいです。今年はこの花が特によく咲いているようです。

 県守(あがたもり)に着きました。ゆっくりとあぜのマンジュシャゲを見ました。こどものころ、この花を家に持ち帰ったら、「火事になる」と母から叱られたことを思い出しました。昔はこの花は不吉なものと言われてきました。墓地に多く生えるからともいいます。

 副編集長が墓参を済ませ、墓地の一隅を見ると、クリがたわわに実り、実が地面に落ちています。丹波栗といわれるようにこの地のクリは大きくて美味ですが、拾う人もなく、地面に落ちているのはもったいなく思いました。
 

  2021年

  9月25日
 

 秋 彼 岸

 
つきぬけて天上の紺曼珠沙華  山口誓子

西国の畦曼珠沙華曼珠沙華  森 澄雄

曼珠沙華もろ手をあげて故郷なり  鈴木真砂子
 お寺に着きましたが、わが家の墓は丘の上、階段を上がらねばなりません。衰えた脚力では到底行けないので、副編集長に代行を依頼、私は本堂から拝むことにしました。

 石段のあたりにはマンジュシャゲが真っ赤な花を咲かせています。彼岸花とはよくぞ名付けたものです。
 9月20日、秋の彼岸の入りに菩提寺、小林寺へ行きました。先祖代々、両親、亡くなった親族の眠るお寺です。猛暑でお盆には来られなかったので、久しぶりの墓参です。このお寺には幼少のころから何回もお参いりし、先代住職は中学校の同級生ということもあって、私にとって貴重なお寺です。、

 
 9月もはや下旬、朝晩は涼しくなり、「暑さ、寒さも彼岸まで」の言い伝えが実感できます。

 コロナ感染もこのところ減少傾向、このままウイズ・コロナに入っていけるのか、またもや第6波に入るのか、ワクチン接種の状況も気になりつつ、情勢を見ているこの頃です。

 9月23日の秋分の日を中日としてその前後3日間づつ,計7日間を秋彼岸といいます。春分の日も同じですが、俳句では「彼岸」といえば春の彼岸のこと、秋の彼岸は「秋彼岸」としています。久しぶりに篠山へ帰郷、墓参してきました。

 
◎神戸市東灘区 大前敬介さんから

 9月18日号「秋草の森」拝読させて頂き、本当に有難うございました。今回は「萩の花」のお風呂に浸かった感じでいっぱいでした。 「ミヤギのハギ」の群生は初体験です。迫力満点より1205満喫です。

 今回も「竹内先生の雄姿」があり、奥様の誘導で、迫力満点です。急な坂道もあり、大変な努力での結晶ですね。

 「ナンバンキセル」「オミナエシ」「ミズヒキソウ」など下界では見られない花の一群でした。

 今回「秋の光景」にどっぷり浸つた感じ、特に先生の車椅子の雄姿が拝見できて大満足でした。どうか奥様に「よろしく」お伝え下さい。

神戸市垂水区 二宮尊志さんから

 ホームページありがとうございました。秋の気配満杯で見ているほうが涼しく感じられました。

 萩の大集落は迫力があるでしょうね。歩行器使用でまた行動範囲が広がりますように。

 空の雲がすっかり秋の気配。むくむく沸き上がる入道雲は、また来年までお預けですね。

お元気でお過ごしください。

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 澄んだ秋の空と秋の雲に引かれて団地内を歩いてみました。センターではフクロウさんがお見送りしてくれました。

 今回は道端の雑草の花を探してみました。小さな白い花をつけているのは、ツタバウンラン。小さいながらも蘭の気配を感じさせる花びらです。

 次に目に留まったのがエノキグサ。何気なく見過ごしていましたが、かわいい花の穂が出ています。名前を知ると愛おしいですね。

 クワクサ(桑草?)はさらによく見ないと花の存在が分かりにくいです。石垣の雑草にも名前があるんだ。とうれしくなって歩き続けました

 目立たない花に比べて、団地センターのカンナは青空を背景にうんと目立っています。なにやら果実のようなものも成っています。カンナの果実は初めて見た気がします。

 日中暑くても何故か夏の勢いがありません。少しずつ過ごしやすくなっていくようです。朝夕の冷え込みにご注意ください。どうかお元気で。

◎岡崎市 松木平夫さんから
 

 9月第2号「新涼」を有難うございました。

 浅学な私は「新涼」という言葉を知りませんでした。そして、この言葉の意味を実感できますのが引用の句

     「新涼の 草をにぎりて 野におもふ」

 通りに「野」の空気と草花の変化ですね。

 先生の添え書き通りこの「新涼」号でうっとうしい気分を晴れさせて頂きました。

 今回も森林植物園の数々の風景を楽しませて頂きました。

 それにしても「萩の花」は見事ですね。所どころに咲いている萩の花は見たことがありますが、こんなにまとまって群生しているのは珍しいですね。

 ご自宅近くの蒲地公園の秋も有難うございます。見過ごしがちな花など自然の変化を切り取って下さる副編集長の執念にも感謝いたします。

こちら(愛知県)も台風は昨17日に通り過ぎましたが、ここしばらくは朝晩は秋らしく涼しく、日中はまだまだ暑さ残りますので先生も副編集長もご用心の上お過ごし下さい。

東京都新宿区 中岡直美さんから

 心配した台風は、大きな被害なく過ぎていきました。

  暑さも落ち着き、久しぶりに哲学堂を散歩しました。写生をしていらっしゃる方がいらして、和やかな雰囲気でした。

  昨夜は娘と1日早めのお月見をしました。雲がなく、お月様が綺麗に見えました。月明かりでできた影が幻想的で、娘は写真におさめようとしていましたが、なかなか難しかったようです。

 今夜はお月見ですが、関東地方は曇り予報です。ススキとお団子を用意してしますが、お月様見えるかしら。

  次号のホームページも楽しみにしています。 


神戸市北区 肱岡 巌さんから 

 9月2号をいただきありがとうございました。よい時候の訪れを嬉しく思います。毎号充実したお便りをありがたく拝読しておりますが、特に定期的に素晴らしい各地の探訪記事をいただくのがうれしくて、感謝しております。 

 本号も森林植物園探訪の記事に写真を満載しての解説を読ませてもらいました。森林植物園にはアジサイの時期に何度か訪れておりますので園内の地形や風景はある程度は理解しております。それで沢山の上手な写真を見ながら先生の解説を読んでいると、家に居ながらにして現地に行って秋を味わったような嬉しい気分になりました。

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絵の説明

天女三態

 天女のいろいろな姿は、仏画の世界にはよく出てきますので、天女楽士を三態にしてみました。

蓮上観音座像 

 仏画の中でも一番なじみ深いのは観音様だと思います。その観音様の座像は仏画の基本ともいえるものです。現物はもっと明るいのですが、写真映りがわるく少し暗いのが残念です。










神戸市北区 大山嘉子さんから

 見事なハギの群生に驚きました。山に秋が確実に来ていることを草花が教えてくれています。下界はまだこれからでしょう。昔、和歌ではハギが一番詠われていると先日知りました。それだけ馴染みが深いのでしょうね。まだ早いためかアサギマダラに出会えなくて残念です。涼新た傘巻きながら見る山は の句は散歩の途中で秋雨が上がった時の心境にピッタリです。今回のホームページからノルディック杖の時は歩くのも大変そうだった先生が、歩行器に変わられてからは歩くのは早く行動範囲が広くなって以前に戻られたようで見ている私達も元気づけられます。これからのホームページが楽しみです。

神戸市須磨区 渡邊哲男さんから

 森林植物園の萩の小路を拝見しています。こんもりとした萩の花の植え込みの前、先生が歩行器の椅子に座っていらっしゃる。 なかなか絵になっています。どこかの映画のワンシーンにあったような、いい感じです。

  秋の七草の代表各の萩の花にも、色んな種類があり、こちらでは、ミヤギノハギがおおいとか、控えめな花で、自然な植え込みによく似合います。

 秋の七草の他の秋草も、副編集長の取材により、もう一つの代表格のススキが穂をなびかせています。 やはり、ススキは、秋のわびしさを、感じさせてくれます。そして、その足元にナンバンキセルの花が、咲いています。ワレモコウもあります。何か、雑草の代表の感があります。 オミナエシの花は、黄色の花で、きれいです。派手なイメージがあります。 ミズヒキソウの花は、赤くて、可憐な上品さがあります。

  長谷池に向かう道端にフジバカマの花がありました。万葉の昔から愛されている秋の七草の一つと聞きました。蝶々のアサギマダラがよく似合いましたが、今回は、赤とんぼ、よく似合います。身近な秋では、歩行器のせいで毎日の散歩が楽になられた由、良かったと思います

  蒲池公園の草花は、興味深いです。草花にお詳しい、先生と奥様のお陰で、色々と勉強になります。ヌスビトハギ、以外ときれいな花ですね。実は、ヒッツキムシとなるのですね。子供のころにセーターの袖やら、背中やらにいっぱい、この実をつけてしまったのを思い出しました。しっかりと、引っ付いて、はがすのに、苦労したものでした。 ヘクソカズラの花は、見ているだけでは、きれいな花に見えます。匂いがきついのは、ちょっと、いただけません。どんぐりの実も、子供のころを、思い出します。拾ってよく遊んだりしました。

 ショッピングセンターの駐車場からの、秋空の雲の写真は見事です。真っ只中の秋空ですね。イワシ雲であったり、スジ雲であったり、清々しい秋の色々な空の雲は、いつまでも見ていられます。 最後は、ショウリョウバッタの写真。面白いです。夕焼け空の写真を撮って見ました。添付します

神戸市北区 犬塚弘一さんから

 うろこ雲が上空にあるのはまさしく秋の空ですね。朝夕が涼しいのでトレーニングをやり易いです。ススキの写真がありました。懐かしいです。ススキの根本に潜むコオロギを採集したものです。最近、庭で鈴虫の鳴く声がしておりましたが、暫くして聴こえなくなりました。可憐な虫ですから外敵にやられたんでしょうね。

 ショウリョウバッタの写真、懐かしいですね。車のフロントガラスに着くなんて可愛らしいですね。萩の花に留まったしじみが秋の哀愁を感じさせました。萩の花は、たくさん咲きますと圧巻ですね。素晴らしいホームページをありがとうございました。

横浜市 リ-ベさんから

 ひところのコロナの喧騒も落着いてきたせいか、ニュースなども明るく爽やかな話題が多くなってきましたね。

 先生のホームページのお写真や皆さまの交流も楽しく拝見させていただいています。

 新涼の頁はまるで小さな旅をしているようです。

 朝に咲く野の花を楽しみ、せせらぎの水音をに耳を澄まし、そして隆先生のはるかな星空を見上げていると、ずいぶん昔に、おばあちゃんと 田舎の夜道でお月様を見たことを思い出し、何とも言えない懐かしい気持ちにな りました。ミヤギノハギのせいかもしれませんね。

 秋の風は色なき風と申すようですが、どうしてどうして、様々な想い出を運びをもたらす妖精ですよね。

 蒲池公園のムクドリも凛々しいですね。横浜まで来てくれないかしら、雁金のかわりに、その足に手紙を結んで先生へ届けることができたらなぁなどと考えました。  

 朝晩涼しくなると思いますので、お体にお気をつけながら、季節を楽しんでくだ さいね。

 *談話室があまりにも楽しそうなので、日本語でお手紙させていただきました!

米子市 竹内隆さんから
 
  お元気で散歩や森林植物園に行かれているようで本当になによりです。

  気温はたしかに下がり、雲も秋めいてきました。今回はもう見納めの夏の天の川をお届けしておきます。やはり豪快ですね。

   


 次回は秋の天の川をご紹介しましよう。

 

       

 

 

 

日が暮れかかると、屋上から神戸タワ-やホテルオ-クラが見えてきます。7時30分、最初の一発が打ち上げられ、次々と夜空いっぱいに華麗な赤、黄、白の大輪の花が開きます。

 ただし、当方はその美しさを鑑賞する暇もあればこそ、懸命に撮り続けるだけです。距離がかなり離れていること、ビルの陰になって下の部分はさえぎられること、などでいい画面は撮れませんでしたが、周りを気にしないで、悠々1時間撮影できました。しかし、花火はやはり下から見上げるものですね。
 こうして墓参も終え、秋の一日をふるさとで楽しみ、帰路につきました。
 引き返して東本庄へ来ました。稲田の中に遠く人影が見えました。家族で稲の刈り取りをしているようです。
 
さびしさは秋の彼岸のみずすまし  飯田龍太

わが歳と相似し人ら秋彼岸  小川涛美子  

訪ふ度に小さき母や秋彼岸  越智麦州