2024年

8月10日

炎   暑 

 ビルに着いて屋上にあがると、遠く海が見え、メリケン波止場も間近です.。陽が暮れかかると、神戸タワ-やホテルオークラの灯が見えてきます。

 7時30分 最初の一発が打ち上げられました。そして次々と夜空いっぱいに華麗な赤,黄、白の大輪の花が開きます。まわりの人を気にしないで、ただ一人、撮ることができて幸せでした。

 ただ、場所が高すぎて花火の下の方が切れてしまうのは残念でした。やはり花火は下から見るものだなあとあたり前のことを考えながら帰宅したことでした

暗く暑く大群衆と花火待つ  西東三鬼

大花火沖の暗さを見せにけり  平松萩雨

 平成17年、8月6日、知人の所有するビルへ向かいました。前年までは若い人たちに負けまいとメリケン波止場の雑踏の中を、もまれもまれしてやっと場所をとり、花火を見上げたものですが、さすが78歳ともなるとあまり冒険はできません。幸い知人からお招きをいただいたのでビルの屋上から静かに花火を見ることにしました。

 途中メリケン波止場に近づくとたくさんの人が開始を待っています。いささか申し訳ない思いで、道を急ぎました。

 
 毎年夏には各地で盆踊りや、花火大会が催されます。神戸ではメリケン波止場で行われる「みなと花火大会」が有名で、七十歳台までは、出かけてすばらしい花火を楽しんできました。そのころの画像をとり出し、お目にかけたいと思います。

思い出の花火

         我は海の子

               作詞・宮原晃一郎
               作曲・不詳
    一、
       我は海の子白浪の
            さわぐいそべの松原に
       煙たなびくとまやこそ
            我がなつかしき住家なれ
      
    二、
       生まれてしほに浴して
             浪を子守の歌と聞き
       千里寄せくる海の気を
             吸ひてわらべとなりにけり。
    三、
        高く鼻つくいその香に
             不断の花のかをりあり。
        なぎさの松に吹く風を
             いみじき楽と我は聞く。
 毎日、炎暑の連続。熱い陽がギラギラと照りつけ、毎日のように熱中症アラ-トが出されています。老人は怖れをなして、外に出ることもできず、自粛の毎日です。

 8月8日、宮崎県沖の日向灘を震源とする震度6弱の地震が発生、かねてから憂慮されていた南海トラフ巨大地震の前兆ではないかとの理由で「南海トラフ巨大地震注意」が初めて発令されました。1月の能登半島地震の記憶がまだ残っているうちに、このニュ-ス、災害列島に住んでいることをまざまざと知らされたと思います。お互い,注意しましょう。

 パリでのオリンピックでは、各種のスポ-ツに世界各地からえりすぐりの選手たちが参加、奮闘しています。また、開園百周年を迎えた甲子園では、全国高校野球が始まり、若者たちが炎天をものともせず、白球を追っています。

 

石も木も眼に光る暑さかな  去 来

老骨の夜々に削がるる暑さかな  岡本松浜

暑き日の仔犬の舌の薄きこと  中村草田男

神戸市灘区 大前啓介さんから  
 
 
7月第2号、拝見しました。毎回四季の移り変わりを、表現していただいてありがたく読ませていただいております。
 
 暑い折から、ご自愛いただきますよう。
 
 次号ホ-ムページを楽しみにしております

神戸市垂水区 二宮尊志さんか

 7月第2号発行おめでとうございます。いつも爽やかな風を感じさせてくれます。ありがとうございます。

 今年の梅雨は、あっという間に駆け抜けた感じがします。

 御菩提寺の蓮の花、風鈴に赤とんぼ。一瞬酷暑を忘れさせてくれます。

 風が渡る水田も一服の涼でしょうか。

 お庭の小動物も元気そうで、良かったですね。

 酷暑はしばらく続きそうです。どうかご無事でお過ごしください。

神戸市北区 肱岡 巌さんから

 72号有難く拝読しました。

 いつも申しておりますが、私の第二の故郷の篠山の風景写真がなんと一番うれしいですね。

  かって篠山に2年あまり住んだだけなのに、熊本の故郷と、あまりに地形、風景、風土、人情がよく似ているからでしょうね。 車を運転していた頃は篠山が恋しくなれば、家内同乗で、ひとっ走りをしていたころのことを思い出しますが、今はそれができなのでなんとも、つらいですね。先生から届く笹山の写真を見ていると心が和みます。

 そして春日神社やお城祭り、桜見物、盆踊り、などなど沢山の忙しくて楽しかった、年中行事行事を思い出したり、あの広い盆地の山すそまで見わたせる広大な田畑風景が心の中にうかびあがります。

 機会があれば、久しく見ていない、あの美しい姿の車塚古墳の遠望写真を見せていただきませんか。勝手を申してすみません.

 恒例の手書きの浮世絵の模写絵をお届けします。作者は江戸時代後期に活躍した歌川広重です。広重といえば「名所江戸百景」の大多作を描いたことで有名です。この絵はその中の一枚で「亀田梅屋舗」と題がついています。

 梅園の中の一本の老木の太い幹を大胆に前景に入れた、素晴らしい構図の絵ですね。さらにバックの芝生の緑と空の夕焼けの赤色が、なんともいえないほどマッチして、不思議な雰囲気をかもしていますが、写真が余りよくないのが残念です。

 


 ◎神戸市北区 小坂隆一さんから

 7月(2)を拝読して

 梅雨明けの声を聞いた途端、雨の一滴も降らず植木も草花も水恋しく降水のめぐみを待っています。

 私達は雨恋しく天の恵みを待っていますが、秋田、山形方面では豪雨による天災に襲われ、大きな被害で生活に支障を生じようとしています。私達の地元はいつも天災に依る被害も少なく環境に恵まれています。

 ところで、久しぶりに目にした水郷の蓮の大群、仏事に供える御花もこんなに沢山ありますと、贅沢はいえません。
また、山門の風鈴が取り付けの苦労を思い、考えさせられました。

 田園の青い稲と青い大空と山の風景が、とても自然をかもし出す気持がホット出てき、そこに真っ赤な赤トンボ、印象に残りました。

 先生宅のトンボ、野鳥、カエル、アブラゼミ、多くの蝉のヌケガラ、自然界との融和にひととき楽しみました。両編集長、暑い、大変な時期のご奮闘作、おおいに心の充電で楽しませていただきました、有り難うございました。

 次号、大変ですがよろしくお願いします。
 
◎西宮市 柿木啓子さんから

 ホームページ  97才で970号とは  何と素晴らしい事でしょう。適切な俳句と お里の穏やかな風景を楽しませていただきました。

 連日の酷暑に閉口してますが 、青田を渡る涼やかな風を感じました。   蓮の花には絵心を誘われました。

 1000号はもうすぐですね。その日を楽しみにしております。

  先日よりパリでのオリンピックの様子が報じられています。各選手が晴れの舞台に立つまでの努力はいかばかりかと想像も出来ません。 精一杯頑張られる事を祈ります。

  パリは私にとって  特別な街です。この街で楽しい思いを出来た事は私には金メダルを貰ったような人生のハイライトになりました。オリンピックで映る街を懐かしく観てます。

  今年の暑さは格別ですね。先生ご夫妻共にどうぞお健やかにお過ごしくださいませ。

  (絵は時計草です)

            


◎丹波篠山市 久下久子さんから


 昨日、お堀の蓮を見てきました。

 ぎっしり咲いたお花久しぶりです~長い間ところどころに咲いているのは知っていますが、とても綺麗でした〰️下手な写真送ります。

 暑いですがオリンピックに高校野球 見るものだらけで楽しみましょうね 

 お元気でいて下さいね。



◎長野県中野市 南 良子さんから

 7月第2号有り難うございます。

 椰子の実 何回聞いても、何回歌ってもいい曲ですね。今急に聴いたからではなく この曲が流行りはじめたころの自分の思い出などが重なるからだと思います。

 タツムリ 何となくカワイイ生き物ですねえ! 今から40年ほど前、夏に古市へ行っていた時のことです。ご近所さんから父へカタツムリが届けられました。当時、味間小学校長を最後に退職して、自宅で余生を楽しんでいる頃だったと思います。父が俳句教室に通いはじめて、次回はカタツムリの俳句をよんでくるのが宿題だったそうです。それで近所へさがしに行ったとき、ご近所さんに会ったそうです。その時はみつからなかつたのですが、次の日にお届けくださったとのことでした。なんと微笑ましく、心温かく 嬉しかったのをおぼえています。

 スズムシは古市からもらつてかえつて7〜8年、中野でたのしみました。カタツムリは残念ながら、私の庭にはいません!
 ”

◎東京都新宿区 中岡直美さんから
         
 ホームページのお知らせをありがとうございます。

 蓮の花の画像がとても綺麗ですね。

 セミの鳴き声が響き渡り猛暑の夏です。

 関東ではゲリラ雷雨があり、お天気が安定しませんが、やっと数日晴天が続くようです。

 我が家では、梅の土用干しを始めました。今年は梅が不作と言われていますが、うちの庭の梅はいくらか実りました。美味しい梅干しになってほしいものです。

 次号も楽しみにしています。

◎神戸市北区 大山嘉子さんから

 7月2号ありがとうございます。

 梅雨明けや牛にお早う樹にお早う の気持ちがよくわかります。

 丹波篠山市のお城の南濠の、冬はすっかり枯れていたハスが、時期が来ると立派に元気になっている様に、自然の素晴らしさを感じます。

 稲が順調に育ち、一面の青田に風が吹いて、その度に揺れる風景は、本当に日本の夏の風景です。美しく爽やかでほっとします。これからもずっと見続けたい風景です。

 先生宅の庭は千客万来です。セミ、トンボ、カエル、ヤマガラまで訪れてくれて、退屈しないのではないでしょうか。

 今年はセミが多いように思います。アメリカでは素数セミの年とかで、大量発生していると聞きました。いろいろなことがあってそれも楽し!です。          

 暑さが厳しい毎日です。くれぐれもご自愛ください。             

◎神戸市須磨区 渡邊哲男さんから

 ホームページ7月号(2)の案内メール、頂きました。 有難うございます。

 ようやく、梅雨があけました。毎年感じます。梅雨開けと共に猛烈な真夏がやって来ます。今年も、例年通り、猛暑は容赦がありません。ただ、梅雨の間は、見る物すべてが、ぼんやりと輪郭がかすんだようなのに、雨がなくなったら、全ての輪郭がはっきりして、遠くの山並みも、その上に出てきた入道雲も、ハッキリと輪郭をあらわします。「山並みを引き寄せて梅雨開けにけり」 

 梅雨の間は各地で雨の被害を、もたらしました。「大泣きの顔はれやかに梅雨あがる」 雨が上がった後は、全てが、乾ききったようです。 「梅雨明けや牛のお早う樹にお早う」


 唱歌「椰子の実」、この歌も、よく歌いました。 島崎藤村が明治時代に、詩をかき、昭和に入って、曲がつけられたとのこと、感じるところが、あります。


 「青田風」 篠山城址のお堀では、蓮の葉で青々と埋め尽くされ、ところどころに、真っ白い蓮の花、見応えがあって、素晴らしいと、思います。もう少し、経てば、真っ白いハスの花で、いっぱいになるのでしょう。

 こちらも、素晴らしいと、思います。水田では、稲が伸びてきて、いちめんの青田ですね。遠くの山々の上空は、あおぞらと、白いすじ雲が、広がっています。「山々を低く覚ゆる青田かな」いちめんの青田は広々と広がっています。「一点の偽りもなく青田あり」 いちめんの青田は届かない遠くのほうまで、続いているように見えます。「青田の沖に手を振るつひに両手振る」


 梅雨明けの竹内先生邸では、いろんなな生き物で、にぎやかですね。カエルはトノサマガエルのようです。トンボはシオカラトンボで、小鳥はヤマガラ、セミの抜け殻は、面白いですね。

 私も近所を、めぐってみました。 公園の遊歩道で、ムクゲの花を、見つけました。炎天下でも花をつけますが、夕方には、しぼんでしまいます。 花壇では、夏の草花の苗に植え替えられていました。ペチュニア、センジュギク、ベゴニア、ジニア(百日草)が、育ってきました。順に添付します。

◎神戸神戸市灘区 重村 仁さんから

  パリ五輪が開幕

 4年に一度、第44回オリンピッツクがパリで7月26日からパリで開催。世界の若者があらゆるスポーツで競い戦う。
 フランスのクーベルタンが「来るべき未来をつくり出し、過去と未来の調和を図ることは、青年たちの手にかかっている」と提唱した。
 現実はいまだに世界に平和は訪れていないが、このパリ五輪が平和をもたらす祭典であることを祈りたい。私がオリンリピックに驚いたのは昭和39年の第18回東京オリンピックである。葺合高校卒業して2年の秋10月10日晴天下で日本の輝きを全世界に示した。 親父がカラーテレビを買ってくれて、テレビに夢中になった。想い出は多くあるが、開会式同じ年の坂井義則さん(早稲田大)が、国立競技場最終聖火ランナーでの階段駆け上り聖火台に点火する。ことがいまだに記憶の中に鮮明に残っています。坂井さんは先の東京五輪前に亡くなられておりました。前回の東京大会の時、記念に思い画に描きました。
 この昭和39年は高度成長最大の時を日本は迎えてように思います。この大会はマラソン円谷幸吉、ニチボー貝塚女子バレー、体操男子団体、ウエイトリフティング三宅信が金メダルを取り日本国中湧かせました。以後60年多くのオリンピッツクを見せてもらいました。前回の東京も4コマ漫画に描きました、今回も画にして見たいと思います。兵庫出身柔道阿部兄妹、陸上田中希実、飛び込み玉井、ガンバレ11.
 
 竹内先生、猛暑の中テレビ時差がありますが、是非見て元気もらってください。

◎神戸市北区 犬塚弘一さんから

 ホームページリリースのお知らせありがとうございます。

 海面温度が、高温なのに対し、フィリピン海沖合いにはラニーニャが発生しておるかもしれません。何せ、友人同士の挨拶は「クソ暑い!」が一般的です。

 俳句3つに眼を通し、布施伊夜子の俳句は、面白いですね。梅雨明けの嬉しさを牛や樹にまで、お裾分けしている風景がレビューとして私の脳裏に浮かんで思わず。笑みが、溢れました。

 唱歌の「椰子の実」は、歌詞を読みました。遠くから来た椰子の実に思い入れを歌ったのですね。切なさが、心の襞をすり抜けて行く刹那、切なさが、溢れ帰りました。

 そして見事な蓮の緑が、一面に、所々蓮の花が咲いていますね。蓮の葉に留まるしおからトンボがミッドサマーを思わせます。

 そして、アキアカネが、勢力を延ばしつつ有るのでしょうか?

 ヒタヒタと秋の足音が、迫って来る気がしてなりませんが、まだまだ暑いので、我が家のキュウリ栽培は失敗に終わりました。暑すぎて、成長する前に枯れつつ有り、貧弱なキュウリしか、摂れませんでした。 

 ハムサンドにして、娘に学童保育のお弁当として、持たせたのですが、綺麗に完食しておりました。夏の暑いのに食欲が、あって安心しました。

 ではまた、危険な暑さの中、ホームページ作成に勤しまれて、お疲れ様です。

  ◎福岡市 清水亜紀子さんから 

  梅雨が明けて本格的な夏。しかも日本各地が体験したことのない猛暑に見舞われていますね。もう冷房なしでは生きていけない、といっても過言ではないですが、前に冷房の効いた甘味処でかき氷を食べたら、何か違うと思ってしまいました。やはり、縁側で食べるスイカ、暑い場所で出されるかき氷の ありがたみ といったらないですよね。

 無理して暑い所にいる必要はないですが、小さいうちわを片手に、昼下がりに日陰をさがしなから神社にふらっと参ってみるのも悪くないと思いました。 

 さて 前説が長くなりましたが、ホームページでは、そんな夏の風物を思わせてくれる沢山のお写真ありがとうございます。副編集長のトンボや小鳥、蛙のショット、相変わらず素晴らしい。蓮や青々とした稲も美しい。そしてご先祖様のお墓のお手入れ、お疲れさまでした。

 島崎藤村の「椰子の実」。これは好きな歌です。子供の頃に母が歌ってくれたような気がします。あと私が子育てしていた時、溝の口(川崎)では夕方5時のメロディで鳴っていました。季節によっては「夕焼けこやけ」でしたけど。とても懐かしく思いました。

 先日山口の周防大島に行ったときのヒマワリと海の写真をお付けします。

 猛暑ですので、呉々もご無理なさらないよう、ご慈愛ください。

 ◎米子市 竹内 隆さんから 

 970号、おめでとうございます。

 梅雨があけ、猛暑になりました。いつまでこの暑さが続くのやら。

 山口誓子の句は「一枝の影もあざむかず」を思い出せます。なんにせよ、ばっしっと決めるタイプなんでしょうか。

 いろいろな動物、身近な観察、さすがです。暑い中、ぜひ、気をつけてください。


 今回は昔なつかしい「我は海の子」を選びました。1914年(大正3年)に文部省尋常小学唱歌第6学年用です。歌詞は文部省の懸賞募集に応募した鹿児島市出身の宮原晃一郎(Ⅰ882-1945)の詩が採用されました。歌詞は七番までありますが、一般には3番まで。明治後期の詩人による作品だけあって古めかしい表現が多いです。