里の秋
今回は「里の秋」を選びました。昭和20年作、長く苦しい戦が終わり、父が南方から帰ってくる父を待つ母と子の歌です。
昔,ふるさとの中学校の新米教師であったころ、放課後、宿直室へやってきた生徒たちと、この歌を歌ったことを思い出します。
しずかなしずかな 里の秋
おせどに木の実の 落ちる夜は
ああ かあさんと ただ二人
栗の実にてます いろりばた
あかるいあかるい 星の空
なきなきよがもの 渡る夜は
ああ とうさんの あのえがお
栗の実たべては おもいだす
さよならさよなら 椰子の島
お舟にゆられて かえられる
ああ とうさんよ ご無事でと
今夜もかあさんと 祈ります
2024年
11月 6 日
さわやか
さわやかな公園
ロシアのウクライナ侵攻、中東の複雑な争いは、止むことなく続き、また国内では、先日の衆議院選挙の結果が政界にどのような変革を及ぼすのか、気になるところです。アメリカ大統領選挙、また当地では、兵庫県知事選挙が予定され、これまた結果を案じます。台風も何回か襲来、各地、特に震害のあったのあった能登地域の被害については言葉も出ません。
このような世の中の激変も知らぬげに、自然は静かに移り変わっていきます。かつての猛暑から気温は低下、朝夕は寒さを感じるほどになりました。
月は替わり、日は移り、天気のいい日には、さっぱりと気分よく、すがすがしい感じがします。ことの多い世の中ですが、移り変わる自然の姿にも目をとめて、さわやかに生きましょう。
爽やかに山近よせよ遠眼鏡 日野草城 二の足を踏んでよろけて爽やかに 小出秋光 爽やかや目つむりて知る風の色 松村多美 |
季節は移り、雨のあと、素晴らしい好天が.続くこともあります。このときを逃さず、歩行器を押して、近くの蒲池公園に出かけます。といっても,年ごとに脚力の衰えは激しく、遊歩道を休み休み、ようやく公園に到着です。
遊歩道もよく見ると、季節の移り変わりがよくわかります。道の両側の植え込み、街路樹の葉も徐々に色を変え、ドングリがなり、キノコが生えていたり、またグミの花が咲いていたり、さいわい,通る人も多くないので休みながらの自然観察です。
◎神戸市東灘区 大前敬介さんから
久し振りの秋一色の「メール」や写真、有難うございました。もう疲れるので「遠足」ができませんので、今回の写真やお便り、 「秋の小旅行」に連れて行ってくれたような楽しい「旅行文や写真」本当に有難うございました。「彼岸花やお祭り総集編」感謝感激です。皆さんそれぞれの写真は、ご令息のの天体写真を含めて他の本では 見られない「集大成」で感激、感激です。2度も見返しさせて頂きました。 ◎神戸市垂水区 二宮尊志さんから 10月号発行おめでとうございます。先生のHPを楽しみにしています。月1回になっても、お続けくださいね。 故郷が無い私にとって、先生の故郷のお寺や神社の様子に便乗して田舎を満喫させていただいております。また、垂れる稲穂や稲掛け稲塚、それに漂う煙。秋のお便りをありがとうございました。 朝夕冷たくなりつつあります。くれぐれもご自愛のほどを。 ****************************************** 今回の散歩では、嬉しかったことが二つありました。両方とも、待ちに待った花に出会えたのです。 先ずは溝の中のクコの花が咲きました。夏の前から、近くに行くたびに「花はまだか?」と期待したのですが、毎回空振り。やっと出会えて、思わず声が出ました。 二つ目は満開になった時計草。こちらは今にも開きそうな蕾には出会えるのですが、満開になったものにはいつ行っても出会えません。開花時間前に訪問してるんだとの指摘もありました。そうだったかもしれません。今回は出だしが少し遅れましたから。出遅れたお散歩ですが、道端を見るとヌルデの雌花が白く茂っています。ヌルデ自体をあまり見ないので珍しかったです。 足元をふと見ると熟した栗がイガごと転がっています。目を上げると秋空に熟したザクロが映えていました残月がポカリと浮かんでいます。 手を一杯に延ばして、どうにかクサギの撮影に成功。見にくいですが、紫色の実がお気に入りです。花壇ではセンニチコウ・ファイヤーワークス。名前の通り花火みたいなのが印象に残ります。 最近恒例になった展望台から明石大橋と淡路島を眺めて帰路に着きます。
家では黄色いバラの大輪が一輪、空中高くに浮かんでいました。
10月1号有難く拝読いたしました。
冒頭からですが、先生の故郷が近くにあることを、いつも羨ましく思います。私の故郷は遠く熊本ですので、故郷を思うといつも有名な室生犀星作の詩「ふるさとは遠くにあり思うもの・・・・」を思い出して寂しくなります。そんなときは、先生から沢山いただいている、私の第二の故郷笹山の写真を眺めて、当時ことを思い出しながら、慰められている次第です。これからも機会があればおねがいいたします。
◎神戸市北区 小坂隆一さんから ◎長野県中野市 南 良子さんから 10月号のホームページ 1字一句もらさずじつくりと何回も拝見しています。 今日はやつと元気が出て、ジャーマンアイリスの植え替えをしました。又来年から大きな花を咲かせてくれる こんにちは。ホームページのお知らせをありがとうございました。 田舎の風景はとてもいいですね。彼岸花が咲いている様子は実家を思い出します。
秋になり、我が家の庭の小菊も少しずつ咲き始めました。虫が花びらを食べてしまうので、花が咲いたらすぐに切り花にしています。 私の体調ももどり、先日、神田明神にお参りに行きました。ちょうど結婚式をしていて、伝統的なお式でとても素敵でした。外国人観光客もたくさんいてとても賑やかでした。 秋になりお出かけしやすくなりました。 10月第1号拝見しました。 ◎神戸市灘区 重村仁さんから 先生のホームページに想う 想えば昭和35年春、神戸市立葺合高校に入学し、先生に出会えてことは、私にとって幸せだったかも知れません。葺高の帽子を被り、学年バッチ三角黄色、入学式は近くの王子児童文化会館、時は60年安保でに日本国は揺れており、私にとっては忘れられない証の昭和35年です。卒業まで3年間成績は中でしたが、部活、生生徒会で思う存分楽しみました。先生には3年間英語を教えていただきましたが、毎回の試験は赤点でよく注意されました。でも成績以外ではいろいろお世話になり、感謝以外ありません。 ・・・ホームページに戻ります。時候挨拶に始まり、時に併せての私の好きは俳句の紹介、歌の紹介(写真資料添付しました:昼休みの歌声)先生中央におられます。このとき「うたごえ」の小冊子、60年経ちボロボロですがいまだに持っていますよ。覚えた歌今でもよく口ずさみます。毎年あったクラス対抗音楽会、先生のクラス3年間優勝でしたね。皆さんの投稿文が素晴らしいです。先生の花・鳥や風景写真、自然の移ろいも見事です。年齢から来るのですか、それとも先生のセンスでしょうね。 ホームページ「100歳の金字塔」です。人生心豊かな先生の歩みですね。これからも大変でしょうが頑張って下さい。しんどくなられたら休憩して下さい。お願いします。 ◎神戸市北区 犬塚弘一さんから 日本の太平洋沖の海面水温は、25度と、30度は下回りました。オホーツク海は、15度~20とサンマが獲れる海面水温となりましたが、東北は、25度~30度という黒潮並みの水温で、カツオが、上がっております。 鷺はエサを求めているようですが、冬までに腹一杯食べられる様にと、思うばかりです。 神社の参道の脇を固めている狛犬が凛凛しい姿で見守ってくれていますね。篠山に旅館が有った事実を今、知った次第です。 数人の人が、山車を囲んで威勢の良い声が聴こえてきそうどすね。 元気な時に物件確認に行き、仕事を終えて帰る際、道の駅にて銀杏が、一盛り2百円で売っていたので買って帰り、銀杏を煎っていると特有の匂いがして、私は良い匂いだと思っているのに妻が臭いと怒り出したのを今でも覚えて居ます。酒のつまみにしては、絶品でしたが・・・。 秋は味覚が豊富ですね、近頃、段々と痩せて来ましたのに、食欲の秋到来とはこれ如何に。です。 秋の涼しさが漂う楽しいホームページをありがとうございました。
私の周りでも、建築家の中に故郷に帰り古い空き家の民家を改修してコミュニティハウスや宿泊所にしたり、古い建具をストックして再利用するまちおこしに取り組む若者が増えてきました。必ずしも自分の故郷でなくても大学の研究などで滞在しているうちに気に入ってしまい、夫婦で古民家を買い取って改造し、小さなビジネスを始める例も良く聞きます。日本建築学会でもそのような活動を支援しています。
お彼岸のお墓参り、お疲れさまでした。天気は曇りから始まったようですが、お写真はとても綺麗な青空、白い雲で鮮やか。ヒガンバナの雨露も素敵なショットです。白い鷺、銀杏、稲穂、野焼き。どれも篠山の変わらぬ風景に ほっとします。 「虫の声」のはなし、日本とポリネシア特有の言い方という説は、知りませんでした。他の言語は知りませんが 英語では「sound of insects」というのでしょう。「虫の音」という表現ですよね。先人が繊細に捉えた虫の声をかわらず今日も聞くことが出来る喜びを噛みしめて、今夜もスズムシやコオロギの声を聴いてみたいです。 画像は、近くの海浜公園へ行った時のものです。中央に赤トンボを捉えたもの、それと黄色い彼岸花だと思うのですがご覧ください。 10月に入り、朝晩の寒暖差が多くなりました。お身体を大切にお過ごしください。
お墓参り、お疲れ様でした。彼岸花、きれいですね。ちょうどいい時に美しい花がよくも咲くものを、と思ってしまいます。 俳句ですが、鳴く鳥の上枝移りに秋澄みぬ について:上枝移りて、ではなく、移りに。この「に」が英語の「to」にあたっていて 視線が鳥から上枝へ、そして上枝から空に移っている様が面白いと思いました。そこが、上枝移りて、では時間経過か理由を考えさせてしまうので、この句の写実性が失われそうです。
寒暖差がより激しくなってきます、どうぞ、ご自愛を。
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