当地方が梅雨に入った9日、「明日からは雨」という予報が出たので、遊歩道を歩きました。

 そろそろ
カタツムリが出ているぞという思いは違わず、遊歩道(この時期にはスネーク・ロ-ドと勝手に呼んでいます)の両側の植え込みの葉っぱや木の幹に、かわいいカタツムリがいます。あっちにもこっちにも、います。あまりにも可愛いので、手にのせました。すると、一匹が伸びあがって角を出しました。童謡の 「つのだせ やりだせ あたまだせ」を思い出したことでした。楽しんだあと、もと居た場所へ戻してやりました。

 
樹も草もしづかにて梅雨はじまりぬ  日野草城

妻とあらばいづこも家郷梅雨青し  山口誓子

梅雨霧を見てゐていつか包まるる  稲畑汀子
さざなみの田や植ゑしばかりなる  高浜年尾

ふるさとは植ゑしばかりの田の色に  山田弘子

早苗田を水の神々渡りゆく  品田弘子
 あちらこちらで、シラサギを見ました。これは八上新の定点観測地で撮りました。
早 苗 田
夏が来れば 思い出す
はるかな尾瀬 とおい空
霧のなかに うかびくる
やさしい影 野の小路
水芭蕉の花が 咲いている
夢見て咲いている水のほとり
石楠花色に たそがれる
はるかな尾瀬 遠い空
夏の思い出
 

 気象庁の発表によれば、6月9日にこの地域は梅雨に入ったようです。梅雨は揚子江流域と日本に特有の気候現象で、ちょうど梅の実が熟する頃になるため「梅雨」とよび、黴(カビ)の発生しやすいころでもあるので「黴雨」ともいいます。江戸時代には「五月雨(さみだれ)」といわれ、芭蕉、蕪村などの俳人が佳句を残こしています。

 
 
 

  

 まだ、田植えをしているらしい男性を見ました。愛想よく写真を撮らせてくれました。
 6月13日朝、庭の池にトンボのヤゴが成長してから出てくるのを見つけました。カエルがいたら、食われるところでした。

 
親と見え子と見ゆるありかたつぶり  太  祇

蝸牛や雨雲さそふ角のさき  正岡子規

かたつむり老いて睡りを大切に  長谷川双魚

◎神戸市垂水区 二宮尊志さんから

 5月号の発行おめでとうございます。

 石楠花をはじめとして美しい5月の花と先生の雄姿を拝見できてうれしかったです。先生の
HPのお陰で、六甲山上で暮らしていた小学生時代によく遊んだ長谷池を見ることができ幸せです。

 副編集長様、ご苦労様です。お元気でお過ごしください。


     
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 庭に出て見ると、蕗の葉っぱの縁にずらりと水滴が並んでいました。水滴の首飾りの完成、みたいな感じです。過剰に吸い上げた水分を排出しているのでしょうか?

 アジサイがことのほか色濃く開いています。バラの根元では丸葉万年草の花が咲きました。よく見ると赤い点々が付いていてかわいいです。露草はこの時期の花でしょうか?

 外に出て見ると、トケイソウにパッションフラワー。時計の針がお気に入りです。今年はよく出会えています。団地センターでは、アロエカスタネア、別名鬼の手袋とインカノユリが存在を示します。

 手近なお花でした。お元気でお過ごしください。


◎神戸市北区 肱岡 巌さんから

  5月号嬉しく拝受しました。

 前号でいただいた、沢山の桜便りの写真を、楽しんでいると、今度は追っかけるように、沢山の目の覚めるような、新緑や、藤の花それに懐かし鯉のぼりの写真まで、またまた沢山の写真を拝見させていただき、感謝感激です。いつも申しておりますとおり、座して四季の眺め眺めながら,生かしていただいている喜びを感じております。それと同時に、私と同年代の先生が、副編集長と共に、毎月の行事として取材で、驚異的に頑張ておられることを思うと、その頑張りに感謝,感激。羨望すら感じております。

 次にお届けする北斎の富士山の絵は、「五百羅漢寺さざい堂」の名がついた絵です。その寺の所在はわかりませんが、古寺の中から素晴らしい富士さんを眺めている光景は、なんとも言えませんね。




◎神戸市北区 小坂隆一さんから


 五月号早速拝読しました。
 懐かしい茶摘みを口ずさみ、最近では余り見られなくなった大空に勇姿の元気な鯉のぼりに見とれました。 テレビニュ-スで記念の姿を見るくらいです。 森林植物園の緑におおわれた木々の中優雅なシャクナゲの群生、本当に美しい姿を見せてくれています。 この美しいシャクナゲの花ことば、、威厳、、危険はどこから生まれたのか? 高山植物の出生か。 これに類して、シャクヤクの花、、たてばシャクヤク、座れば牡丹、歩く姿は百合の花に出てくる、シャクヤクは今を時期とし、
 庭の花壇でボタンに似たおおはなの色あざやかに咲いています。

  私たちホ一ムページの愛読者は楽しみの境地に浸れますが、世界の人々は本当に苦しいものが有ります。 私たちはこの日々のなかでホ一ムページに一時を楽しみ、愛読者一同はしあわせな時間です。

 私は神戸市建設局北建設事務所から2つの公園を清掃、花壇の管理を依託され頑張っています。 五月末には花の植え替えで総株、ベゴニア350株、日日草 170株、を予定しています。 年二度目の植え替えは秋季10月頃に予定。 何時も水やりに怠りなく、夏越しをうまく、キメ細かな監理を行いたいと思います。 当日の苦労の写真を同封します。

 最後にホ一ムページ発行に際し協力、ご面倒を賜る両編集長に感謝します。

◎神戸市北区 井上栄子さんから
  
 この度は豪華な素敵なホームページを拝読させていただきました。 最初から最後まで本当に季節感満載❗皆様方のお言葉ひとつひとつに感動を覚え感無量のひとときでございました。
 森林植物園の芍薬は本当に豪華ですよね。(花見) 暫く遠ざかっておりとても羨ましいです。

 新茶の季節、唄もよく口ずさみ、亡き母が好物で命日に新茶🍵を頂きながら想いを馳せておりました。

 なお、わが家の庭で沙羅尚樹が蕾をつけて開花を待っています。昨年はこの花にアゲハチョウがきてくれました。その写真を添付します。

 先生 今日までこのように矍鑠と生きてこられ、今も崩されることなく、ホームページを発信し続けられていらっしゃるそのお姿に、心から只只尊敬しかございません。 これからもご無理なさらず、ずーっとお待ちいたしております。 お身体大切になさってくたさいませ。

◎東京都新宿区 中岡直美さんから

 爽やかな季節はあっという間に過ぎてしまい、梅雨入りしました。

 今年、我が家は薔薇の苗を買いました。蕾がたくさんついた状態で購入したので、すぐに綺麗な花が咲きました。薔薇を育てるのは難しいと聞いています。来年も綺麗な花が咲いてくれるよう、頑張ってお手入れをしようと思います。

 そして、梅雨入り直前に庭の梅を収穫しました。この数年豊作です。手間がかかりますが、母、私、娘の3世代で梅仕事をしました。美味しい梅ジュースと梅干しになって欲しいです。

 日々慌ただしく過ぎていきますが、季節ごとに自然の移り変わりを感じてほっとする時間もいいものです

 次号のホームぺージも、楽しみにしてます。









 






◎神戸市北区 大山嘉子さんから

 5月号拝見しました。

 木々の香に向ひて歩む五月来ぬ 五月らしい句です。

 花が一杯の森林植物園のホームページありがとうございます。シャクナゲが美しく咲いて見応えがあります。写真でこれだけ見事だから、実際にご覧になった先生は感動なさったことでしょう。ドウダンツツジや藤の花もそれぞれを主張しているようです。

 近くにこのような四季を楽しむ所があるのは幸せです。先生もお元気そうで安心しました。

 最近、鯉幟は見かけなくなりました。空を蹴り山蹴り風の鯉幟 など雄大な風景を見ることはなくなって寂しいです。

 春から一気に夏模様になってきました。くれぐれもお気を付けください。


◎神戸市須磨区 渡邊哲男さんから

 ホームページ 5月号更新の案内メール、頂きました。 ありがとうございます。先生、奥様とも、お元気そうで、嬉しく思います。

 風薫る5月、山々は新緑に溢れ、爽やかな、季節になりました。 思わず、外出したくなります。「風5月好きな一樹に会ひに行く」 外に出れば、若葉が茂り、吹く風も爽やかで、1年中で最も麗しい季節を、満喫します。「木々の香に向かひて歩む5月来ぬ」 公園などの広場では、子供たちが、走り回っていて、見ていて気持ち良く感じます。「5月の夜未来ある身の髪匂ふ」

 唱歌「茶摘み」は、初夏を感じる代表のような唱歌です。綺麗に摘み取られた茶畑は、整然として、美しい生垣が、並んでいるようです。
 
 森林植物園の、緑は、良いですね。みずみずしくて、初夏の良い所を全て含んでいるようで、その場にいるだけで、元気がでる気がします。先生、奥様とも、お元気なのは、その所為なんでしょう。5月の花では、シャクナゲが、見事に咲いていますね。真っ白で、素晴らしいです。また、国際親善の森に向かう、ドウダンツツジも、鮮やかで、素晴らしいと思います。

 藤原山公園のフジの花、見事なフジの花を、見つけましたね。また、楽しみが、増えましたね。素晴らしいと、思います。
 
 鯉のぼり、最近では、滅多に見ることが無くなりました。 素晴らしい鯉のぼりを、見つけましたね。「おうおうと山答えおり鯉のぼり」 大きな口を開けて叫んでいるようにも、見えます。風いっぱい口から吸いこんで、元気いっぱいのように見えます。「空を蹴り山蹴り風の鯉幟」 風に吹かれてあっちこっちへ跳ね上がっている姿も、元気いっぱいです。 「鯉幟岳麓の田植え始まりぬ」 鯉のぼりのこの時期は、山の麓まで続いている田んぼの、あっちこっちで、田植えが、始まっています。

 私も、この近辺を、歩いて見ました。今年も、雑草に混じってコデマリが、花を、付けました。 珍しく、オオデマリを、見つけました。アジサイと見間違えるようですが、調べて見ました。ヤブデマリを、園芸用に品種改良されたとのことでした。植え込みでは、今は、すでに散ってしまいましたが、ヒラドツツジが、満開でした。花壇では、マリーゴールドと、大カッコウアザミが、植え替えられていました。順に添付します。

◎神戸市灘区 重村 仁さんから

 野球の面白さ                  

 63日朝、長嶋茂雄さんの訃報が流れ、それから2日間、マスコミは氏の追悼をテレビ、新聞で大きく取り上げられ、エピソード、偉大さが報じられた。そして野球界のみならずスポーツ界、著名人がテレビで氏の人柄、業績を語り国民の多くは哀悼の意を捧げたと思います。

 
阪神フアンの私にとって巨人の長嶋茂雄は、いつも長嶋にやられたという感じです。昭和30年代は特にその思いがありました。 記憶に残るのは天覧試合です。19596月の試合、中学3年の私にとって信じがたい9回裏サナラホームランを天皇、皇后陛下の前で打った。 それ以来氏には神がついていると子供心に思うようになった。 氏の持って生まれた才能がプロ野球界を大きく変えていく。高度成長の中、テレビが普及し誰もが画面に映し出される背番号3の才能を知り、野球の面白さを知ったのではないか。

 私もその一人である。 テレビに写し出されるゲームの面白さ、スポーツの中でもルールに乗っ取り、これほど面白く考えられたスポーツは野球だけだと思う。 明治に日本に導入され、今日まで老若男女フアンを取り込んだ野球は、大谷翔平が米国の中で米国人を虜にしている。 長嶋氏によってテレビを通じて「魅せる野球」が誕生し、日本人の性格にぴったりはまり込んだ野球。今の子供たちはサッカーが人気であるが、 長嶋、王、イチロウ、大谷つづいたスーパースターを産んだ野球が、更に進化し野球の面白さを知らしめてくれることを期待し、子供たちが、再び野球熱を持ってくれることを願いたい。

 

◎神戸市北区 犬塚弘一さんから
新しいホームページが届いて、嬉しく拝見しました。いつもありがとうございます。

 唱歌の「茶摘み」は懐かしい唱歌です。これを歌えば、夏の風が吹き新緑の爽やかな緑が踊ります。私は緑が大好きで、小学校の教室で画用紙を配られたら真っ先に緑のクレヨンで画用紙を塗り潰していた程です。

 森林植物園では枯木が新緑の木に移ろい新しい命が我が世の初夏を謳歌するのでしょうね。石南花が満開の様ですが、美しい花びらですね。

 自宅の庭ではモッコウバラが満開で、蔓が延びて私の身長より高く為りました。プライバシーが保たれて健やかに生活しています。添付ファイルにモッコウバラの写真を入れております。

 ◎福岡市 清水亜紀子さんから

 夜も寒さを感じなくなってきたこの頃、我が家のかけ布団も少し薄いものになりました。早朝窓から差し込む日射しも強くなり早く目が覚めてしまい春から夏への移り変わりを感じます。

 5月号の発行、拝見致しました。ドイツの詩人ハイネの詞「うるわしく、美しい五月」が心に響きました。私も5月は大好きな季節です。子供の頃は5月生まれなので、引っ込み思案の私は早くお姉さんになることのプレッシャーを感じて、嫌だったことありました。また世間では、新しい生活の疲れが出る頃で、五月病という言葉もあります。しかし忙しい中でも世の中の自然に目を向ける必要があるのだと感じさせられます。

 今月の歌「茶摘み」は初夏を感じる元気の良い歌でいいですね。子供の頃は歌いながら手遊びをしたものです。今度私の入っているゴスペルチームの7月のチャリティーイベントで歌の候補にもなっていたのですが、今回は見送りまして「夏の思い出」と「椰子の実」を歌うことになりました。他にも沢山歌うので覚えるのが大変になっていますが、楽しみです。

 六甲山の森林植物園は本当にいいですね。素晴らしいシャクナゲの花。ドウダンツツジもとても綺麗です。シアトルの森のトーテンポールがなくなったのは残念でしたが、神戸とシアトルの友好のきずながいつまでも続きますように。夫に時間が出来たらいつか森林植物園に行ってみたいです。

 そして五月といえば藤の花。私も藤を見られて嬉しいです。藤原山公園の名前の由来であるという推測は本当のような気がします。

 ここから私の話題になります。関西ではパビリオンの建築など問題を抱えての関西万博でしたが、開幕してからはとても盛り上がっているようです。私も前の大阪万博は幼少期に抱きかかえられて来場したようで「太陽の塔!太陽の塔!」と叫んでいた、と父が言っておりました。私には記憶あらず。ただ兄が熱心でその後も東京から来た従姉妹達と万博に行き、当時沢山のパビリオンの模型を作っていたのをよく覚えています。当時一緒に行った従姉妹のお嬢さんが留学しカナダの大学に行かれていたので、今回の万博でカナダ館のVIP向けのコンパニオンに抜擢されています。若い人には明るい未来を夢見て欲しいので嬉しいです。

 画像は早咲きの紫陽花とその川にいるホタルです。ホタルは私の古いスマートフォンでは上手く撮れず、夫が撮影したものを拝借しました。実はここのホタル、元々自然に生息しているものではなく、4月始めに幼虫を放流しております。それでも夜になると沢山光っていてこの辺では珍しい風景となっております。

 









 これからもお身体ご慈愛ください。
来月もホームページの更新を楽しみにしています。

◎米子市 竹内 隆さんから

 すごしやすい季節となりました。もうすぐ来る梅雨を考えるとこの時期を大事にしたいと思いますね。

 茶摘みの歌、有名な1番に対して2番の歌詞は今まで心に留めることがありませんでした。だいぶ、趣が異なり、面食らいますね。そのためか歌われることも少ないのかもしれません。

 鯉のぼりの最初の二つの俳句は元気で勢いがありますね。おうおうと山応えおり鯉のぼり の「おうおう」で雄々しさがとても伝わり、空を蹴り山蹴り風の鯉幟 はリズム感がすばらしいですね。

 さて、先月末から今月最初まで沖縄にいってきました。西表島に沈んだのちの夕焼けとかすかに見える三日月の風景です。ふたりの会話が聞こえてきますか?

どうぞ、引き続き、お身体をお大事に。










 

 



 

2025年

6月 15日

梅雨に入る

(わが家の池に住んでいるカエル)
 6月1日、雨の予報が見事に外れて、雲は残るものの、好天気になりました。気候的には「少し遅いかな」と思いましたが、「場所によっては田植えをしているところもあるかもしれない」と思い、いつものように歩行器をクルマに乗せて出発、三田市の北、先月鯉のぼりを撮った場所へ行きました。

 ところが、一向に田植え風景はみられません。それではと、武庫川上流に出ましたが、田植え用トラクタ-も見えません。諦めきれずクルマを走らせているうちに丹波篠山市に入っていました。「ふるさとが呼んでくれた」と思いましたが、田は早苗が風にそよいでいるばかり。当然でしょう、こちらは早稲が多いので田植えも早めです。

 しかし、成長した苗が風に吹かれている田の光景もまたいいものです。なかにはしっかり大きくなって、青田と呼んでもいい田もありました。








 




今月の歌「夏の思い出」は、作詞:江間章子、作曲:中田喜直によって、1949年に発表された楽曲です。1949年にNHKラジオで放送される歌謡として依頼され、特に江間章子が戦時中の尾瀬の風景を想って作詞したとされています。この曲は、戦後の復興の機運が高まる中で、希望のある歌として制作されました。


遊 .歩 道 
 こうして半日、ふるさとを駆け巡って、存分に早苗田を見て元気を回復、帰宅しました。

 美しい田園風景も、農家の皆さんの苦労があってからこそ見られるものです。最近のコメ不足騒ぎを見るにつけても、農家の皆様のご苦労に感謝します。