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千夜一夜物語 前書き(上) ...その1 |
崇高なる神、(その使者たち)、われらの主ムハンマドを讃えよ、確実にやってくる最後の審判の日まで。 ※
最初の行動の後に、一つの教えが他の為になった。 ※ 人間は、他人に起こった教えを見て教訓を得るために、 ※ 過去の民族の伝承、そこで遡って起こったことを読む。 ※ 最初の伝承、他の民族への教訓を作った人に讃えあれ。 ※ そんな教えの中に、「千夜一夜」と呼ばれる物語がある。この中には不思議な次のような物語がある。 (しかし、アラーは全を知る神 ※ 最も完全で高貴で寛大である) ※ これは昔に提出されたものであった。 ※ |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その2 |
昔々 ※ 過去の時代に ※ インドと中国にある島々にササン王国の王様がいた ※
王は多くの召使いの所有者で、二人の息子があった。大きい者と小さい者で、二人とも勇敢な騎士であった。 兄は弟より勇敢な騎士で、その国の王となり、人々の間で公平に統治を行った。 その国、その王国の市民は王を愛した。 この王は「シャハラ・ヤール王」という名前であった。 彼の弟は「シャーハ・ラマーン王」で、ペルシャのサマルカンドの王であった。 どちらの国でもまだ真っすぐな正しい法令を行い、彼らのどちらもが自分の王国で20年の期間、市民を公平に統治した。 彼らは喜びと開かれた心の限界があった、まだそんな状態は消滅しなかったが、 兄の王が弟に会いたいと望んだ。 王は、大臣が弟のところに旅して、弟が自分のもとに来るようにと大臣に命じ、大臣は承知しましたと答えた。 大臣は旅をし、安全に到着して弟のところに入った。そして挨拶を伝え、弟が兄を訪問する意図を兄が望んでいると知らせた。すると弟の王は、承知しましたと答えた。 |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その3 |
旅の準備ができた。弟の王は、馬やラクダやラバ、そして召使いたちを連れ出した。
彼の大臣が国の統治者として滞在し、王は兄の国を求めて出て行った。
夜が半分過ぎた時に、王は贈答の品物を城の中に忘れたことを思い出し、戻って城に入った。
王は、彼の妻である王妃が彼のベッドの中で、奴隷の中でも黒い奴隷と抱き合って眠っているのを見た。 王はこれを見た時に、彼は名誉を傷つけられた。 王は心の中で言った:「私がこの町を離れていないのに、このような事が発生するとすれば、もし私が兄のもとにある期間滞在して私がここにいなければ、この姦淫はいったいどんな状態にまで進むだろうか」 その後、王は刀を引き抜き二人を打ち、ベッドの中の二人を殺した。 王はすぐに野営に戻って行き、出発するようにと命じた。 そして彼らは進み、兄の町に到着した。 |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その4 |
そして兄は弟の到来を喜んだ。
それから兄は弟の方に出て行き、彼に出会い、挨拶をした、
兄は喜びの意図で弟のために町を装飾した。
兄は弟と一緒に座り、喜んで会話をした。
シャーハ・ラマーン王は、彼ともとで起こった妻の出来事を思い出して、悲しみが増大し、顔色が黄色くなり、体が弱くなった。 兄は、この状態の弟を見た時に、このことは、弟が祖国、王国を別れ、彼の道を去ったのが理由であろうと心の中で思った。 しかしそのことについては質問しなかった。 そして数日後に兄は弟に言った:「やあ弟よ、あなたは体が弱っていて、顔色が黄色ぞ!」 弟は言った:「やあ兄よ、私は心に傷があるのです」 しかし妻について見たことは知らせなかった。 兄は言った:「やあ弟よ、私と一緒に狩猟や狩りに旅をしよう。 多分あなたは胸を開いて喜ぶでしょう」 しかし弟はそのことを拒否した。 それで兄だけが狩猟に旅立った。 |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その5 | ||
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兄の王の城には、庭園を見下ろす窓があった、弟はそこから眺めた。
すると突然に城の門が開き、そこから20人の女奴隷と男奴隷が出て行った。
彼らの中を兄の妻である王妃が歩いていた。
彼女は善良さと美貌に限界があった、それで彼らは罪深い人々になった。
彼らは服を脱ぎ、一緒に座った。
すると突然に兄の妻が言った:「やあ、黒い子よ!」 そして黒い男奴隷が来て、彼は彼女の首を抱き、彼女は彼の首を抱き、彼は彼女をおし倒した。 これと同じように残りの男奴隷たちは女奴隷たちに行った。 彼らはキッス、抱きつき、交わり、その他、日中が来るまで止めなかった。 王の弟がこれを見た時に、彼は心の中で言った:「神に誓って、この不幸は私の不幸よりも軽い、(私の不幸は)重要ではない」 彼にあった強制と悲しみは無くなった。 彼は言った:「これははるかに重大なことだ、私に起こったことはそうではない」 そして彼は食事と飲食を止めることなく続けるようになった。 | ||
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その6 |
この後に、兄が旅から帰って来た。
二人は互いに挨拶した、
兄のシャハラ・ヤール王は、弟のシャーハ・ラマーン王を眺めた、弟の顔には赤色が戻ってきた。
少し食べた後に食欲が出て食べ始めた。
兄はそのことに驚かされて言った:「やあ弟よ、お前の顔色が黄色だと見ていたが、今は元の色に戻っている、お前の状態を知らせてくれ」
弟は言った:「私の色が変わったことについては、あなたのために思い出します。私の色が回復したことについては、あなたに知らせることはご勘弁下さい」
兄は言った:「まず最初にお前の色が変わり弱くなったこいとを知らせてくれ、さあ聞こう」
弟は言った:「やあ兄よ、あなたのお知らせします。 あなたが大臣を送り、あなたの前に私がやって来るように要求した時に、私は用意を整えて、町を出た。 その後、あなたへの贈り物である数珠玉が城の中にあるのを思い出した。 (戻ってみると)私の妻が黒人の奴隷と一緒にいるのを見つけた。彼は私のベッドで寝ていた。 それで私は二人を殺してしまい、それからあなたのものに来た。 そして私はそのことを思い出してた、このことが私の色が変わり弱くなった理由です」 |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その7 |
兄は、弟の言葉を聞いた時に言った:「神に誓って、お前の色が戻った理由を私に知らせなくてはならない」
それで(しかたなく)、弟は自分が見たところの全てを兄に繰り返して話した。
兄のシャハラ・ヤール王は、弟のシャーハ・ラマーン王に言った:「私の意図は、自分の目で見つめることだ」 弟のシャーハ・ラマーン王は言った:「あなたは狩猟や狩りに旅を始めなさい、そして私と一緒にあなたが隠れなさい。あなたがそれを見て、私たちの目で真実を確かめよう」 王は旅の時を呼びかけた。軍隊とテントが町の外に出て行った。 王は出て、その後にテントの中に座った。 彼の奴隷たちにだれも出入りしないようにさせた。 その後、彼は偽して隠れて出て、弟がいる城に行き、庭園を見下ろせる窓ところでしばらくの時間を座った。 |
作成:2007.12.12 |
千夜一夜物語 前書き(上) ...その8 |
すると突然に男奴隷、女奴隷たちが現れて入って行った。
彼らは、弟が話したと同じようなことを行った。
このことは午後遅くまで続いた。
シャハラ・ヤール王がこのことを見た時に、彼の頭から理性を失った。
そして、弟のシャーハ・ラマーン王に言った:「さあ立って、私たちの求める道の状態に旅をしよう。
私たちは王である必要がない。私たちと同じ目にあった人に出会うかどうかを眺めるために。
もし会えなければ私たちは生きているより死んだほうがましだろう」
弟はそうしようと答えた。 そうして、実際に二人は夜間に旅する裏門から出て行った。 |
作成:2007.12.12 |
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