第16章「The value of delight：喜びの価値」
ハニナはこう言っていた：
彼の仲間の精神が喜んでいる者であれば、
「the All-Present（いつもいる神）」の精神もその人から喜んでいる。
そして彼の仲間の精神が喜んでいない者であれば、
「the All-Present（いつもいる神）」の精神もその人から喜んでいない。
（Avot 3:10）
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Popularity
我々の友人の間では、クラブや学校そしてパーティやダンスなどでさえ、
常に我々自身をより小さなグループに分割している。
時々、これらのグループの幾つかは他のものよりは望ましいと見える。
時々、小さなグループがほんの少数に限定した「秘密の社会」を形成していると聞く。
時々、それはちょうど「clique (徒党)」である、ある理由のため彼らがより良い
あるいは特別である、と考える仲間の小さなグループである。
我々は全て最善のグループの一部になりたいと欲している。
一緒に最も楽しくしたいように見えるグループあるいは徒党、
そんな群衆の「中の」メンバーである友人を持ちたいと我々は欲している。
徒党の「中の」一部になるために、我々は時々他に考えずに行動してしまう。
それ自身において、友達になりたいそして人気になりたいというこの望みは悪くはない。
しかし時々、我々は極端にそれを行かせてしまう。
時々、ただ人気になりたいというために、普通はあなたはそんなことはしないのに、
あなたは両親に従わなないあるいは先生の指図を無視するかもしれない。
しかし人気になることはそんなに重要に見える。
あなたは人気を得るために他人を傷つけるかもしれない。
もしあなたの友達にしたいとあなたが望む人々が「みんなそれをやってるさ」と言えば、
あなたもまたそうしていまうかもしれない。
我々は全て知っている：ある少年あるいは少女が突然に人気ものになり、
そしてその時に以前の友人を忘れてしまった。
この人がグループの「中の」一部になるやいなや、彼あるいは彼女は
「古い」友人とこれ以上何もしたくはならない。
我々の人気の概念はそんな極端に我々を運ぶ時、それは単に邪悪である。
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Following the crowd
人気は「マーケットプレスの価値」の良い例である。
我々が出会うマーケットプレスの価値の全てと同じように、
我々がそのバランスを学ばない時に人気は害になる。
出エジプト記に我々は命令を読む：
あなたは邪悪をするために群衆に従ってはいけない。
（出エジプト記 23:2）
人気になりたいという望みがあまりにも重要になることを我々に許すとき、
我々は自己の個性を失う。
彼らが我々を受け入れるようにと、
我々のまわりの人々が行なうすべてのことを我々が行ない始める。
例えば、もし我々が参加したいグループが煙草を吸うならば、
我々は煙草を吸い始める、まさに我々が違っていないように。
我々がこれをする時、人気に対する我々の必要はたいへん大きくなっているので、
我々は個性を忘れてしまう。
我々は、単に他の人たちが我々と楽しむであろう、という理由だけで煙草を吸っている。
しかし、その事の真実はこうである、
あなたがあなたの個性をいったん失ってしまうと、
楽しむために他人に対してほとんど何も残っていない。
我々を完全にとりこにするために、ある単一の価値を許すことは、
我々のバランスの感覚を失う確実な方法である、
そしてそれと一緒に、我々にとって真に何が最善かの我々の感覚を失ってしまう。
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Two kinds of love
ちょうど、人気になることに我々が支払う値段の価値がいつもあるとはかぎらない。
誰かによって愛されたいという望みは、ずっと遠くに我々を導く可能性がある。
それはしばしば、少しも誰からも愛されないことに我々を導く。
何か物質的な理由に依存しているすべての愛は、
その理由が消えてしまえば、その愛も消えてしまう。
しかしそんな理由に依存していない愛は永遠に継続する。
（Avot 5:16）
アボットのラビたちは、
愛についてそして他人によって愛される我々の必要について議論して、
二つの種類の愛があることを発見した。
我々の友情の全ては愛を基本としているので、我々はこう言うことができよう：
二つの種類の友情がある、そして二つの種類の人気がある。
友情の一つの種類は、利己的な理由に基づいている。
ラビはこれを「物質的な理由」と呼んだ、なぜならばほとんどいつも、
ある人と友達を作ることを通して、我々が「買う」あるいは「得る」ことができる
ところのものとそれは関係があるからである。
例えば、
もしスジイーが人気の少女であることを我々が知っているならば、
我々は彼女と友達になるかもしれない、そうすれば我々もまた人気となりえるので。
あるいは我々はサリーを無視するかもしれない、たとえ彼女が友達になりたいと
望んでいてさえ、単に彼女が人気がないからという理由のために。
我々はピートの友達になりたいかもしれない、なぜなら彼が野球チームで
我々を助けることができることを我々が知っているから。
そして我々はサムを無視するかもしれない、彼は野球の試合の方法すら知らない
という理由のために。
もちろん、もしスジイーが突然に不人気になれば、
我々は彼女をすばやく忘れてしまう傾向がある。
結局、我々が彼女と友達になりたい唯一の理由は彼女の人気のためだった。
そしてもしピートがへたな野球選手に変わって、チームから落ちこぼれてしまうならば、
我々は同じように彼を忘れてしまう。
なぜならば彼はもはや我々にとってとても役にたつ人ではないからである。
「その理由が消えてしまえば、その愛も消えてしまう」、
とラビが言ったことにはほとんど不思議はない。
友情が物質的な何物かにだけ基づいている時、その友情は普通力強く成長することはない。
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The lasting friendship
永続する友情は、物質的な理由を通して、あるいは経験を分かつことを通して始まる。
しかしどちらの場合も相互の信頼と愛で築かれなければならない。
この種の友情の最善の例は、聖書のダビデとヨナタンに見られる。
ヨナタンはサウル王の息子であった。
しかしある一点で、サウルは彼の息子に警告した、
ダビデとの友情はヨナタンがイスラエルの次の王になる機会を失うことを意味すると。
サウルはヨナタンに言った、「エッサイの子（ダビデ）がこの地上に生きている限り、
お前もお前の王権も確かではないのだ」
（サムエル記上 20:31）
しかしヨナタンは、ダビデの友人になることによって王になる機会を失うかもしれない
ことを知っていたが、ダビデにこう言って誓約した：
「イスラエルの王となるのはあなただ。
わたしはあなたの次に立つ者となるだろう。」
（サムエル記上 23:17）
聖書は我々に言っている。
ヨナタンの魂はダビデの魂に結びつき、
ヨナタンは自分自身のようにダビデを愛した。
（サムエル記上 18:1）
なぜ我々自身に関心をもつべきであり、なぜ我々自身を世話すべきであるか、
我々が説明する必要はないのと同じように、
なぜ我々の友人を世話するのか、我々が説明する必要はない。
友情は、一つの魂のもう一つの魂との誓約である；
それは一人ともう一人との間のきずなであり、それは少しも説明を必要としない。
なおも、ヨナタンとダビデの場合はまた一つの極端であった。
ダビデに対するヨナタンの関心は英雄的で高く称賛されるべきものであったけれども、
なおもサウルが正しかったことは明らかである --- ヨナタンは次の王になれなかった。
通常、たとえ我々の友人のためであっても、我々が我々自身を忘れないことの方を、
ラビたちは望ましいとした。
ヨナタンの行動を真に称賛に値するものにしたものは、
ダビデの生命が本当に危険な状態であったこと、
そしてヨナタンが彼を保護するために助けていたことである。
生命のために、人はすべて他のことを忘れなければならない --- 自分自身の生命を除いて。
このように、ヨナタンはダビデに彼の生命のために逃げるよう警告した、
王国が実際にダビデのものになりヨナタンのものではない、
と意味するかしないかにはかかわりなく。
他人に対する我々の愛は、我々自身に対する我々の愛で始まる。
単に、他の人が我々のために何かを「する」ことができるという理由だけでは、
我々は彼と真に友達になることはできない。
そして単に、他の人がいつも我々を助けないという理由だけでは、
我々は彼の敵になるべきではない。
我々は友情をバランスしなければならない、
ちょうど我々の中の「Yetzer Tov（善の衝動）」と「Yetzer HaRa（邪悪の衝動）」
とをバランスするのと同じように。
我々のために、何かをするために友達を使うことが正しい時がある、
そして我々の友達のために、我々自身が喜んで与えなければならない時がある。
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Popularity and the community
友情と相互愛が、共同社会の平和と繁栄のための基礎を形成する。
共同社会がある物理的な理由のためだけに形成される時は、
その物理的な理由が消え去る時にその共同社会はそれと供に消え去る。
しかし共同社会が相互援助と関心の目的のために形成される時は、
共同社会は永遠に続く。
人気になることは、物理的な理由の良い例である。
我々を人気にするであろうという希望で、我々が小さな徒党を形成し、
そしてそれがそうならない時、その徒党は消え去り、そして我々は何か他に向かう。
我々が、ある物理的な目的に基づいている小さなグループの中での友情の部分にある時、
その目的が我々に奉仕している限りでの場合にのみ、そのグループは我々にとって良い。
もはやそれが我々に奉仕しない時、我々はそれを断念し、そして他に向かう。
「勝つ」チームにだけいたい人々を、我々は皆知っている。
その進みが悪くなると、彼らは止めてしまう最初の者である。
ユダヤ人の共同社会は、真の友情と相互愛で築かれた共同社会の良い例である。
我々は我々自身をこう言う、
「Kol Yisrael Arevim Zeh LaZeh」--- どのユダヤ人も互いに責任がある。
一人のユダヤ人が困っているあるいは危険である時はいつでも、
彼はユダヤ人の共同社会に戻ってくることができ、そして援助は確実である。
我々は互いに世話をする、なぜならば我々の共通の愛は神に対して、
そして神の法律に対するものだから。
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The All-Present
ラビたちがしばしば、神を「the All-Present（いつもいる）」、あるいは
「the One who is ever with us（我々と共にいつもいる）」、として参照するのは、
おそらくこの理由のためである。
我々が真の友情を通して行動する時、我々は世界の中で神の代理であり、
神の仕事をしているのである、我々がそれを理解しているように。
それゆえに、我々は「God is with us（神は我々と共にいる）」、と言う。
あるハシデックなラビが昔こう聞かれた、「神は世界のどこにいるのか？」
彼の答えは、「人は彼（神）をどこにでも入れている」、であった。
我々が神の精神に我々自身を開いている時、
我々を通して世界の中に神をいれているのだ。
このように、彼らが神を「the All-Present」と呼ぶ時、
ラビたちが意味していたことを我々は理解している。
ユダヤ人として、ユダヤ人の共同社会のメンバーとして、
神の精神を我々の生活の中に一緒にもってゆく、と我々は誓約した。
そしてこのことが、
「人気の価値で我々を制御することがユダヤ人の生活する道の一部ではない、
そして邪悪をする多勢に従うことがユダヤ人の生活する道の一部ではない」
という理由である。
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Between God and man
真の友情は、平等と自由の感じをいつも基本としている。
もしヨナタンが、王国の彼の相続を盗むものとしてのみダビデを見ていたならば、
彼の精神は嫉妬と嫌悪で満ちていたであろ。
彼はダビデをじっと見て、危険にある一人の人間としてみた、
脅迫されている共同社会のメンバーとして、
神の世界の中の虐待されている平等なパートナーとして、
その理由ゆえに彼は神の精神で行動することができた。
ラビ・ウレレ（Reb Urele of Strelisk）が、
他人が我々と平等であることを忘れる我々の傾向を、そして
神の精神がいかに我々を制御することを助けるているかを、
ハシディックな話で示している。
私が少年であって、先生がちょうど私に読みを教え始めた時に、
先生は祈りの本の中にある四角い点のような二つの小さな文字を私に見せた。
そして言った：
「ウレレ、おまえは並んでいるこれらの文字を見たかね？
それは神の名前の代わりなのだ。
おまえが並んでいるこれらの点を見た時はいつも、
その所で神の名前を発音しなければならない、
たとえそれが全部書かれていなくても」
私は先生と共に読み続けた、我々が文の終わりのコロンに来るまで。
そのコロンもまた二つの四角い点からできていた、
しかしそれは並んでいる代わりに上下にあった。
これはまた神の名前に違いないと想像し、この所で神の名前を発音した。
しかし先生は私にこう言った：
「いや、ちがう。
それは神の名前を意味していない。
ちょうど二つが並んで座って、一方が他方と平等にある所にのみ神の名前がある。
一方が他方の下にあり、その他方が彼の仲間の上に登っている所は、
神の語であるはずがないのだ」
（Nien Gates, Jiri Langer）
人々が徒党に参加している時は、
彼らは彼ら自身が他の者たちの上に登っていると考えている。
しかしそれは本当の人気ではない、
そして真実は彼らが他の者たち忘れてしまっているということである。
現実には彼らは彼ら自身が上に登っているのではなく、
単に共同社会から彼ら自身を分離しているのである。
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Our pleasure is God's pleasure
重要なことは共同社会の中にある単なる人気ではなく、
共同社会の中の平和を増やすことである。
こんな方法で、成し遂げる価値がある人気の種類があり得るのである。
それは我々のまわりの世界の中に平和と満足をもたらす種類である。
そしてそれは我々が人気がある時に起こる、
なぜならば我々が隣人によって尊敬されているので。
しかしここで「人気」という言葉は混乱となるかもしれない。
一つの違った方法でそれに接近してみよう。
人気に対する願望が極端にとられる時、それは邪悪である。
それは我々をたとえ何であっても多勢に従うことに導く。
そしてそれは我々自身が必要とするもの、
そして我々の共同社会の本当に必要なものを忘れさせる。
しかし他人に楽しみを与えることは追求する価値がある。
それは我々が我々自身を愛すると同じように、我々の隣人を愛することに基づく。
それは尊敬を与えることを意味し、人気の建設的な形である。
これはハニナ（Hanina）が言った時に、心の中に持っていた種類である：
彼の仲間の精神が喜んでいる者であれば、
「the All-Present（いつもいる神）」の精神もその人から喜んでいる。
（Avot 3:10）
もしハニナが、我々はたとえ何であっても人気になるよう努力すべきである、
と我々に言いたかったならば、彼はこう言ったであろう、
「彼の仲間が喜んでいる者であれば、... 」
しかし、その代わりに
「彼の仲間の『精神』が喜んでいる者であれば、... 」
こう言った。
そしてこの注意深い言葉の使用において、意味での重要な違いがある。
神はいつでも人気がある人々で楽しむのだ、とハニナは言ってない。
例えば、預言者たちはしばしば人気とは遠くかけはなれていた。
彼らは共同社会の
人々に向かってしゃべった、彼らの利己的な道を変えて神の道に戻るように叫んだ。
「the All-Present」の精神がその預言者たちによって喜ばなかった、
と我々は想像することができるだろうか？
いいえ、それは人々は預言者たちの言葉の中に真実の声を聞いたからである、
これらの言葉はいつでも記録され蓄積された。
人々が預言者たちのようではなかった時でさえ、
彼らの「精神」は預言者たちの精神に触れて動かされた。
それでまた、我々が友人や隣人の精神を喜ばす時は、
我々は「the All-Present」の精神を喜ばしている。
我々が共同社会の中に平和、正義そして慈悲をもたらすための行動をする時、
我々のまわりに喜びと慰めを与えるような方法で我々は行動している。
我々が真の友情の精神にて友人を作る時、
これらの友情は永続し、そして仲間の精神は我々の中に喜びを取る。
それでまた、神はその創造的な果実で喜ぶことによって真の友情の中に参加する。
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Bringing peace into world
我々は世界に平和をもたらすことに多くを話してきた、
しかしそれはしばしば不可能な仕事のように見えるかもしれない。
結局、国々はまだ互いに戦争で戦っている。
人はいかにして世界に平和をもたらすこと助けることが出来るのであろうか？
その答えは、我々が毎日行なうところの事の中に横たわっている。
我々自身の生活の中にある平和の各々の行動は単純なことがらに見える。
それは我々の両親と口論をさけることのみであるかもしれない、
あるいはそれは兄弟や姉妹と口論をしないことを意味するかもしない。
しかしその小さな行動が世界に平和をもたらす。
我々の隣人の精神が喜んでいる時、「the All-Present」の精神も喜んでいる、
とハニナ（Hanina）が感じたことは疑いの余地はない。
平和は世界の中に広がる方法をもっているので、
平和の最も小さな行いは神の精神を
我々そして我々のまわりに接近させることができる。
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To achieve delight
我々の隣人の精神に喜びをもたらすことは、我々の隣人の重荷をやわらげ、
生活をより楽しくするような方法で、行動することを我々に要求する。
預言者たちの嘆願の基礎はこれがあった。
預言者たちは言った、
「邪悪から離れなさい、あなた自身を、他人を、そして神を、
あなたがもっと喜ばすようになるであろう」
ラビたちは指摘した：
我々が「優しい答え（the soft answer）」（Berachot 17a）
を提供するために気を付けるべきである、その答えが怒を消す原因となる。
これは良い助言である。
しばしば人々は怒った方法で我々にやって来る。
我々が怒ることによって反応する時は、また、その結果はただ破壊的となりえる。
しかし怒を追放することはしばしば困難ではない。
普通、「 soft answer 」を与えることは、
その怒った人を道理に合うように、そして耳を傾け議論したくなるようにさせる。
それは我々のまわりに平和を増加させる良い方法である。
シャマイ（Shammai）から多くの助言が来ている：
にこやかな作法であらゆる人を迎えなさい。
（Avot 1:15）
これは笑いの力を思い起こさせる。
笑いはとてもしばしば人の気を引く、
そしていつも人の気持ちを悲しみや怒から喜びに変えるのを助ける。
そして最後にベン・ゾマ（Ben Zoma）あ言った：
尊敬される人とはどのような人なのか。
同胞を敬う者である。
（Avot 4:1）
我々は全て平等であり、我々の各々が尊敬に値する、
ということを我々自身思いだすよう我々は常に試みるべきである。
おそらくここで、我々は「あなたの父と母を尊敬しなさい」という戒律に対する
一つの理由を見ることができる。
我々の両親は、普通、我々が尊敬するためのもっとも容易な人々である。
もし我々が両親を尊敬することができないならば、
我々は他人を尊敬し始めることすらほとんど出来ない。
それゆえ、その戒律は我々の両親を尊敬する方法を学ぶことを我々に思いださせる、
我々のまわりの全てを尊敬する仕事に我々の学びを向けるように。
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coffee break
以前にも紹介した「十戒」、出エジプト記の第20章からの引用です。
20:3 わたしをおいてほかに神があってはならない.
20:4 いなかる像も造ってはならない.（偶像崇拝の禁止）
20:7 神の名をみだりに唱えてはならない.
20:8 安息日を心にとめ、これを聖別せよ.
20:12 あなたの父母を敬え.
20:13 殺してはならない.
20:14 姦淫してはならない.
20:15 盗んではならない.
20:16 隣人に関して偽証してはならない.
20:17 隣人のものを欲っしてはならない.
この十戒の中の名句「あなたの父と母を尊敬しなさい」、
これは単に「両親だけ」を特別に尊敬せよという意味ではなかった。
もし我々が両親を尊敬することができないならば、
我々は他人を尊敬し始めることすらほとんど出来ない。
我々のまわりの全てを尊敬する仕事に我々の学びを向けるように。
このユダヤ賢人たちの解釈は一つの新たな発見です。
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Reflection
人気は一般にはマーケットプレースの価値である。
それを探すことはしばしば利己的な愛を基本とする、
そしてそれはその理由が通過すれば消え失せる。
しかし真の友人を発展させることを通して他人の精神を喜ばせることは、
我々の全生涯の価値ある仕事である。
「the All-Present（いつもいる神）」の精神が喜ぶ、と我々が言う
ことができるような価値である。
なぜならば、共同社会の中に平和や幸福をもたらすものは、神の精神を全てに近付ける。
人はいつも怒を離した「 soft answer 」を与えるべきである、
彼の共同社会と親類と全ての人々、たとえユダヤ人以外にも平和を増加させる、
そうして彼はより上に愛され、地上でよく愛され、
そして彼の友人に受け入れられる。
（Berachot 17a）
しかしあなたはこう質問するかもしれない：
「もしわたしが善くて私の隣人を少しも妨げないならば、
神は私を愛することから離れることはない、であろうか？」
この関連において、二種類の善い人がいる、とラビは我々に教えた。
一つの種類は、神に対して善く、そして彼の隣人に対して善い人。
もう一方は、神に対して善く、そして彼の隣人に対して邪悪な人。
（Kiddushin 40a）
しかし神と彼の隣人の両方に対して善い人を神は喜ぶ、
なぜならばその人の中に、
彼の仲間の精神が喜びを取り、「the All-Present」の精神が喜びを取る
からである。
我々が築きたい共同社会の種類、
そして我々の共同社会を成長させたい方法を考える場合に、
「人気」と対抗するものとして友情を永続することを基本とした共同社会は
永続して終わらない共同社会である、
ということを理解するのは難しくはない。
「我々は互いに責任がある」、と言うことができるのは、
それはイスラエルのような共同社会である。
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