※等距離文字列法(ELS)を読んでからダイアナへどうぞ
あるテキストが与えられたときに、等距離文字列(ELS)を、 テキストにおいて、空白を数えないで、等差数列をなす文字列と定義する。 つまり、文字列は次のような位置に存在する。
n, n+d, n+2d, n+3d, ..., n+(k-1)d,
dをスキップ、nを出発点、kをELSの長さとする。
これらの3つの変数が1つのELSを決定し、それは(n, d, k)とあらわされる。
例えば、
もう一つの例、
次に、二つの単語があったときにその接近性を定量化するために、 二つのELS間の「距離」を定義する。 文字列e1と文字列e2との距離δは
δ(e1, e2):=f1*2+f2*2+L*2
ここに、
f1は文字列e1の二次元での文字間の距離、
f2は文字列e2の二次元での文字間の距離、
Lは文字列e1と文字列e2との二次元での最小距離とする。
例えば、
文字列e1、つまり
文字列e2、つまり
δ(e1, e2)=f1*2+f2*2+L*2=1+1+0=2
この二つの単語は実際に交差しており直感的に極めて接近している。 計算ではELS間の「距離」δ=2となる。
出エジプト記29章
これらのヘブライ語での意味を調べてみますが、
ヘブライ文字と英文字との対応に興味のある方は、「ヘブライ文字の一覧表」を参照
これは逆向きに読むと、
これは「テシュナズ/5757年」、このヘブライ歴5757年の一年は、西暦1996年9月14日から1997年10月1日までに相当している。
これも逆向きに読むと、
これは「テウナー/事故」という意味。
これも逆向きに読むと、
これは「モット/死」という意味。
これらの単語を選んで拾い出すのは明らかに作為的です。
しかし、これらの単語はいったい頻繁に現われる?それともまれに現われる?
そして、これらの単語が互いに接近しているのは単なる偶然なのか?
聖書には「意図的」に暗号が隠されているという仮説は、有りそうなことか?
それが問題なわけです。
とりあえず、
「ダイアナ/Diana」と「テシュナズ/5757年」とのELS間の距離δを調べてみます。
統計学上は改行数をパラメータとして前後に振らせる必要があるらしいのですが、
難しいことは省略して、改行数パラメータ=16文字で固定として考えてみます。
「ダイアナ/Diana」は、f1=1
「テシュナズ/5757年」は、f2*2=1*2+2*2=1+4=5
これらの最小距離を図から計ると、L*2=3*2+3*2=9+9=18
δ=f1*2+f2*2+L*2=1+5+18=24
同様に、「ダイアナ/Diana」と「テウナー/事故」とのELS間の距離δを調べてみます。
「ダイアナ/Diana」は、f1=1
「テウナー/事故」は、f2=1
これらの最小距離を図から計ると、L*2=4*2+3*2=16+9=25
δ=f1*2+f2*2+L*2=1+1+25=27
このδ=24 あるいはδ=27 という値は、
おそらく十分に近接していることを示しているとは思いますが、
証明するためには、他のサンプルなどとの比較実験をする必要があるのです。
(興味のある方は、「聖書の暗号」の本の付録にある統計学の論文を読むとよいです)