Diary of Piano Lessons

2017年8月分

第698回（2017年8月04日）〜 第701回（2017年8月25日）　

8月のレッスン曲は、「ワン・ソング♪」　ディズニー映画「白雪姫」の中の歌です。


Snow White ~ I'm Wishing / One Song♪


参考するテキストはこちらです。
    「ピアノ・ソロ 上級 /　クラシック・イン・ジャズ」
    　ヤマハ・ミュージックメディア株式会社（2008年1月）
    　Piano: 金益研二

    　「ワン・ソング (One Song)♪」

この曲「ワン・ソング♪」では Gメジャーコードが使われています。



    例えば、メロディーの最初の4小節は . . .



ここで、「ワン・ソング♪」曲のコード進行を少し観察してみます。

    譜面[A] - 譜面[B] が第１コーラス、譜面[C] - 譜面[D] が 第２コーラスです。



      基本的には Gメジャーコードが使われていますが、そうでない部分に着目してみます。

        チェックポイント(1)　赤色で囲った部分「A♯dim」は何か？
        チェックポイント(2)　紫色で囲った部分「D♭７」は何か？
        チェックポイント(3)　緑色で囲った部分は、「Cycle of 5th」のコード進行ですね。
        参考「Cycle of 5th」

      もう少し想像を膨らまして眺めると、
        「D♭７」は、「GM７ → G７ → CM７」というコード進行にお洒落な味付けをして、
        「G７」の代理コードである「D♭７」を使ったのかもしれません。
        （なお「代理コード」とは上記図 Cycle of 5th で、対角線上にあるコードです）

      楽典を調べると、
      「Diminish Chord」の使い方の一つとして、「Passing Diminished」という方法があって、
      明確な機能を持った２つのコードをなめらかにつなぐために挿入する使い方だと。
      　譜面[A]では「C → D」、すなわち「C → C♯dim → D」＝「C → A♯dim → D」
      　譜面[C]では「D → C」、すなわち「D → C♯dim → C」＝「D → A♯dim → C」
      ということかもしれません。
      （なお機能的には、A♯dim＝C♯dim＝Edim＝Gdim、同じ4音を重ねたコードです）



ピアノを弾こうよ！ このコナーは、2000年7月より開始して、

今回が700回目です！



第700回目の演習を始めます。

「ワン・ソング♪」曲の譜面構成を確認しておきます。

    コーラステキスト小節数コメント
    イントロ譜面[intro]4小節イントロ
    第１コーラス 譜面[A]8小節メロディー
    譜面[B]8小節
    第２コーラス 譜面[C]8小節アドリブパート前半
    譜面[D]8小節
    第３コーラス 譜面[E]8小節アドリブパート後半
    譜面[F]8小節
    第４コーラス 譜面[A]8小節メロディー繰り返し
    譜面[B]8小節
    エンデイング譜面[ending]6小節エンデイング


次回に！

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