ここからピアノソロ・アドリブとなります。
その前に、このビビディ・バビディ・ブー曲の Jazzコード進行をチェックしておきます。
基本スケールは、
譜面[A] のコード進行は
上記で、♪マークは歌のメロディーがある部分で、それ以外はウッドベースのリズムだけです。
譜面[A] は全体的にブルース調のコード進行になっています。
譜面[B] のコード進行は、譜面[A] とほとんど同じです。
最後の2小節は、次の譜面[C]の先頭の音(コード Bb7)につなぐ為の変化です。
譜面[C] は、ビビディ・バビディ・ブー曲のサビの部分で、上記のコード進行とは異なります。
譜面[C] も全体的にブルース調のコード進行になっています。
なお、中央部分のコード進行は、いわゆる「循環形式(完全5度進行)」のようでもありますが、
よく見ると途中から逆の回転となっていました。
普通、完全5度進行(Perfect 5th)とは、「完全5度下がる=完全4度上がる」コード進行
F→Bb→Eb→Ab→Db→Gb→B→E→A→D→G→C→F
ところが、譜面[C]では
F→Bb→A(Ebの代理)→Ab→G(Dbの代理)→F♯(=Gb) ここまでは完全5度進の回転
F←Bb←A(Ebの代理)←Ab←G(Dbの代理)←F♯(=Gb) ここからは逆の回転です。
(なお、代理コードとは、circle of 5th の図で対角線上にあるコードで、相互に交換が可能)
さて、本日のピアノソロ・アドリブの演習です。
まずは、その譜面[D] のコード進行を確認しておきます。
このように、譜面[D] の前半の16小節は典型的なブルースコード進行になっています。
次回に!
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