家畜の抗生物質汚染 |
家畜は、医学上及び経済上のメリットで抗生物質が使われていた。
抗生物質での汚染が問題となり、使用にブレーキがかかり始めた。
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- EUの農家は、2006年以降、家畜の栄養剤目的での使用を禁止。
- 米国、その他の国では、今でも栄養剤目的での使用を継続中。
- ほとんどの先進国では、薬を与えたばかりの家畜を搾乳したり
食肉工場に出す事を禁止している。
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家畜の抗生物質残留量は、法的な基準で検査されている。
しかし、規制のゆるい国では、抜き打ち検査で安全基準を超える
残留抗生物質の汚染食品が一定の割合で見つかる。食品を通して
人が抗生物質をいくらか吸収してしまう可能性はゼロではない。
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野菜の抗生物質汚染 |
では野菜は安心なのか? 有機野菜は家畜の糞を肥料に使う。
家畜に投与される抗生物質の75%が糞として排出されて、これが
有機肥料となる。セロリやコリアンダー、穀物には残留抗生物質が
含まれる、微量だが何週間も何年もたつうちに野菜に蓄積される。
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農地に撒かれる肥料に含まれる抗生物質についての規制はない。
(現状、農地10平方mに抗生物質1錠か2錠分が含まれる)
むしろ野菜よりも、肉の方は検査されており安全ともいえそう。
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