静かなバラード系

昼下がりに聞いて良し、深夜に聞いて良し、リラックス出来るアルバムです。


Bewitching / Toku 2001 / in 2001
日本人には珍しくフリューゲルとヴォーカルが同じ位のウエイトを持つ才人。
歌は特にうまいとは思わないけど、肩の力を抜いて聴けるストレートな声は
貴重な存在。グラディテイトのDs.はもちろん、テナーのクリスチークの
プレイは驚く程良くてしびれた。プロデュースのTAKAは相変わらず趣味がいい。

Life / 綾戸 智絵 / in 1999
TVでも放映されたようにインディーズからの人生はまさにJAZZそのもの。
パワフルで「おもろい」ステージとはうらはらに、その歌には泣かされる。
こんな日本人に会いたかった!



Ballads / by John Coltrane Quartet / in 1962
シーツオブサウンドと呼ばれるすさまじいアドリブを繰り広げて
いたこの時期、一転して悟りを開いたかのように澄み切った心の
内側の世界を表現した傑作



Waltz For Debby / by Bill Evans Trio / in 1961
天才スコットラファロとポールモチアンとのインタープレイ。
ゆったりとしたリズムの中にあふれるリリシズムをとらえた
このトリオ絶頂期のヴィレッジバンガードでのライブ



Something Cool / June Christy / Stereo盤
ソーダファウンテンのような透明なサウンドは今なおみずみずしさを失っていない。
モノラル盤の方が評価が高いが、ジャケットの違いを見てほしい。いいジャケットは
いいレコードの代表で、LP盤ならぜひ部屋に飾りたい。



As time goes by / Carmen Macrae / in 1973
カーメンの弾きがたりによる新宿DUGでの貴重なライブ。
元ピアニストとはいえ味わいのある演奏はさすが。音楽家として
だけではなく人間としての奥行きを感じるアルバム。



Homage to Duke / Dave Grusin / in 1993
デイブグルーシンはどうしてこんないいアルバムが出来るのか
溜息が出ます。デュークエリントンの名曲がいっぱい。
スローなA Train もかっこいい。



Unforgettable / Natalie Cole / in 1991
インセパラブル以降の不遇を乗り越えとうとうスタイルを確立
した一枚。父のナットキングコールとのデュオも聞きもの。
とにかく22曲も入っていてお得な上、選曲がいい。




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