本物と見分けがつかないという人工ダイヤの宣伝を見たけど本当?




私自身、新聞広告を見ていて驚いたことが何度かあります。
「最新のサイエンステクノロジーを駆使してついに完成した人工ダイヤ。ニューヨーク
の宝石鑑定士が口を揃えて最高の品質のダイヤモンドと区別がつかないと言う、、、」
とか広告は続くのですが、本当に最高の品質の「人工ダイヤ」が販売されているので
あれば、ぜひ私も買ってみたいと思います。

しかしこの手の広告で販売されるているのは、人工ダイヤではなくて、実はダイヤの
イミテーションなのです。また、鑑定士がイミテーションを区別できないなどという
ことはなく、区別出来ないようならそもそも鑑定士ではありません。
こんな詐欺まがいの広告が堂々と4大紙に掲載されていることも驚きです。

そもそもイミテーションとは、違うものでありながら見かけが似ている代用品を
指します。イミテーションにもいろいろあって、昔からガラスやジルコンが有名ですが
Y.A.G.やG.G.G.またキュービックジルコニアやストロンチウムチタナイトなどもあり、
これらは合成によって作られています。最近多く見かける○○○ダイヤと称して
売られているものの大半はキュービックジルコニアです。

本物と見かけ以上に違うのが硬度で、ダイヤモンドが最高の硬度を誇るのに対して、
いずれもはるかに低い硬度しかないため、使用によって容易に傷がつきます。


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