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制作・文 MAO 

 皆さん、「LEON(レオン)」という映画をご存じですか? ジャン=レノ主演で、リュック=ベッソンが撮った作品です。

 ジャン=レノは最近、オルティアとかプラニパのCFに出演していますから、顔を知っている方も多いと思います。 まぁ、もっとも、映画の中ではオルティアのCFのヘンなオジさんのイメージとは違っていますけど・・・。 また、リュック=ベッソンはニキータ等も監督しています。
 この映画は去年('96年)の秋か冬だったかに完全版が封切りされて、今年の春にそのLDが発売されましたのでご存じの方も多いのではないかと思います。
 その映画の中でレオンがマチルダに「クリーニング(この映画の中では暗殺)」の方法を教えるシーンがいくつかありまして、その1つにライフルによるスナイピングを教えるというのがありました。

 今回作ろうと思ったのはそこで使われたスナイピング用のライフルです。 でも、本当の所、最初から、このライフルを作りたいと思ったわけではありません。
 当然の事ながら欧米の映画のプロップ(小道具)ガンはそれこそオリジナルそのままのものから、オリジナルがわからない程手を入れられたものまで数々ありますから、最初は「どうせ、得体の知れない安いライフルのカスタマイズだろう」程度に思っていました。

 ところがあるとき、そのシーンを見直してみると、そのライフルはM16(実際にはバレルが短いので多分M655)のカスタムだということがわかりました。
 でも、ぱっと見、全然16系に見えないんです。(見る目がないからだよって言われたらそれまでですけど・・・。)
 映画の中ではライフルを使って暗殺というシチュエーションはないのですが(というのは、レオンの信念が「ライフルはクライアント(いわゆるターゲット)から離れて仕事が実行できるからアマチュアの道具、その次がハンドガン、そしてプロの本当の道具はナイフ」というものですから)、何となくこのライフルが気に入ってしまったので機会があったら作ってみたいと思っていました。
 他に劇中に出てくる銃は、リボルバー数種と、ベレッタ92(Fかどうかは未確認、はっきり見えないので、もしかするとタウロスとかのコピー系の銃かも知れません)にでっかいバレルウェート兼コンペンセイターを取り付けたものですが、この92に関して言えばあまり好きにはなれなかったというのが私の実感です。

  続きは Step 1で。

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