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オートマチック・ピストルの章
第2回 オートマチックの作動原理
オートの作動原理を簡単に説明しよう。まず、スライド(遊底)を引いてチェンバー(薬室)に1発の弾を入れる。ファィアリング・ピン(撃針)でチェンバー内の弾のプライマー(雷管)を叩くと、その一発が発射される。
その反動(正確には弾丸発射時における火薬の燃焼ガス圧)を利用することによってスライドがリコイル・スプリングを圧縮しながらリコイル(後退)し、ケース(薬莢)を排出し、同時にファイアリング・ピンまたはハンマー(撃鉄)をコック(撃発準備完了の状態)し、その後リコイルスプリングの復元力によってスライドを元の位置に戻そうとし、その時マガジン(弾倉)上端の1発をチェンバーに装填する。
そしてまたトリガー(引き金)を引けば今と全く同じ行程が繰り返される。
1発1発弾込めを行うことなく、ただトリガーを引くだけで自動的に次々とブレッド(弾丸)を発射できることからオートマチック・ピストルと名づけられた訳だ。
なお、ファイアリング・ピンの作動方式により、ストライカー式とハンマー式の2種類がある。
ストライカー式とは、トリガーを引く事により、スプリングを圧縮していたファイアリング・ピンがカートリッジ(弾薬)のプライマーを叩く方式でルガーP−08がその例である。
ハンマー式は、トリガーを引くとハンマーがファイアリングピンを叩き、それがカートリッジのプライマーを叩く方式である。ハンマー式にはハンマー露出型とハンマー内蔵型があり、露出型ではワルサーP38やコルトガバメント、内蔵型ではコルトウッズマンなどがその例である。
さて次回は大詰めブローバックに突入します。少々長くなりますがよろしくね。
リボルバーの章
第1回:「リボルバーについて」
第2回:「リボルバーの信頼性 (PART 1)」
第3回:「リボルバーの信頼性 (PART 2)」
第4回:「リボルバーの欠点」オートマチック・ピストルの章
第1回:「オートマチック・ピストルとは」
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