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マー・アンナーフィア・ハッジャージア文法4-12
【テキスト】

【説明/日本語訳】

ズヒールは怠け者ではない (例文1)
あなたは怠慢ではない (例文2)
これは知られていない (例文3)
ズヒールだけが努力している(ズヒール以外は努力していない) (例文4)

【文法4-12】:ハッジャージア氏族の言語で使われていた否定形

 (1) 否定ライサの代わりに、否定マーを使う

カーナとその姉妹() と同じ構文となる、
つまりイスムが主格、ハバルが対格 →(例文1)〜(例文3)
 (2) 否定マーと否定イラーとが同時に使われる場合(二重否定)
マーとイラーを両方はずしてた時にムブタダとハバルの関係になる、
つまりムブタダとハバルはどちらも主格 →(例文4)

(ラー・アンナーフィア・リルジンス)文法4-13
【テキスト】

【説明/日本語訳】

行いの良い人は非難されない (例文2)/劣悪な男は好まれない (例文1)
大したことありません (例文4)/大したことありません (例文3)
悪い女は行いが感謝されることはない (例文6)/悪い男は愛されない (例文5)
モラルの悪い人は私たちにはいない (例文8)/劣悪を行う人は私たちの家にはいない (例文7)
劣悪な男は私たちにはいない (例文9)
行いの賞賛される人は非難されない (例文11)/行いの悪い人は賞賛されない (例文10)
悪を求める人はほめられない (例文12)
今日怠る人は明日耕作しない (例文14)/悪を望む人は尊敬されない (例文13)
神に変わる人は一人としていない (例文15)
神に敬虔な二人は分かれ離れにはならない (例文16)
無知な女たちは愛されることはない (例文18)/嘘つきたちは信頼されない (例文17)

【文法4-13】 つづき
【文法4-13】 :種類、グループについての否定の表現

 (1) インナとその姉妹() と同じ構文

イスムが対格、ハバルが主格 →(例文1)など
ハバルが省略されるケース →(例文3)
イスムが省略されるケース →(例文4)
 (2) ハバルの形態
単語() →(例文1)など
動詞文( ) →(例文5)
名詞文( ) →(例文6)
ジャル・マジュルール/擬似文章() →(例文7)
ズルフ/擬似文章() →(例文8)
 (2) イスムが(ムアラブ:単語末尾が格変化)の場合
種類、グループの表現方法テキスト例文
ムダーファ・イレイヒ()(例文9)
ファーイル(主語)を付加()(例文10)
ナーイブ・ファーイル(代理主語)を付加()(例文11)
マフウール・ビヒ(目的語)を付加()(例文12)
ジャル・マジュルールを付加()(例文13)
ズルフを付加()(例文14)
 (3) イスムが(マブニイ:単語末尾が固定)の場合
タヌイーンなしのファタハ →(例文15)
双数、複数のヤー →(例文16)、(例文17)
タヌイーンなしのカスラ →(例文18)

(マフウール・ビヒ(目的語))文法4-14
【テキスト】

【説明/日本語訳】

私は善を行い、誠実を働きます (例文2)/ターリクがAndalusiaを開いた (例文1)
貧乏人を助けることは賞賛される (例文4)/恵みの神を賛美することは義務である (例文3)
ハーリドは勉強を書いた (例文6)/私は貧乏人にお金を与えた (例文5)
あなたに私たちは服従します (例文8)/私は彼を尊敬した (例文7)
私たちは努力する人を尊敬します (例文10)/こちらを尊敬しなさい (例文9)
あなたは何をしましたか? (例文12)/あなたは誰を尊敬しましたか? (例文11)

【文法4-14】 マフウール・ビヒ() は目的語で、対格である

 (1) 目的語を持つことが出来る3つのケース

1) ムタアデイの動詞()が目的語を持つ →(例文1)
2) 能動分詞()が目的語を持つ →(例文2)
3) 動名詞()が目的語を持つ →(例文3)、(例文4)
 (能動分詞も動名詞もムタアデイの動詞から派生するものに限られる)
 (2) 目的語の数と語順
目的語を複数持つケース →(例文5)
目的語の位置は、主語の直後、動詞の直後、動詞の直前が可能 →(例文6)
(注意:主語は動詞の後方にあり、動詞の前方には来ない)
 (3) 目的語の形態
結合型代名詞(): →(例文7)
分離型代名詞(): →(例文8)
指示代名詞(): →(例文9)
関係代名詞(): →(例文10)
慰問詞(): →(例文11)
 【文法4-14】の(2)と(3)は、【文法3-22】の復習。

(マフウール・ムトラク)文法4-15
【テキスト】

【説明/日本語訳】

私は息子をまさにしつけた /あなたの仕事をまさに習得しなさい (例文1)
私は二回礼拝した/私たちは二回ながめた (例文2)
礼儀正しく進みなさい/私は理性的に歩いた(例文3)
祖国を裏切った者を私はやりで刺した (例文4)
私たちは学問のために努力する (例文5)
時計は二回打った (例文6)
私たちは最も敬虔な仕事をします (例文7)
私は神を賞賛し感謝します (例文8)
私は災難を忍耐した (例文9)
私は怠け者たちに驚いた (例文10)

【文法4-15】 マフウール・ムトラク()は動詞の動作を説明する

 (1) 使われている動詞から派生する動名詞()を使い、対格の形をとる

1) 動作の意味を強調() →(例文1)
2) 動作の回数を説明() →(例文2)
3) 動作の性質を説明()、ムダーファ・イレイヒの形をとる→(例文3)
 (2) 動作を「道具」で説明する場合、動名詞を省略することがある
省略した動名詞の代理として、その「道具」を対格とする →(例文4)
 (3) 語順
1) 動作の意味を強調()では、文の末尾で固定→(例文5)
2) 動作の回数を説明()では、動詞の直前に移動出来る →(例文6)
3) 動作の性質を説明()では、動詞の直前に移動出来る →(例文7)
 (4) 動詞を省略することがある
省略する場合、動名詞を動詞の位置に移動する →(例文8)〜(例文10)

(マフウール・リアジュリヒ)文法4-16
【テキスト】

【説明/日本語訳】

人々はなぜ立ったのですか? 働いている専門家たちへの賞賛の故に人々は立った (例文1)
なぜあなたは私を選んだのですか? あなたの忠実さでの信頼の故にあなたを選んだ (例文2)
知識への願望の故に私は学校に来た (例文3)
私は読書の故に来た (例文5)/私はその馬の故に来た (例文4)
栄光を取得する故に疲れた (例文7)/あなたが知識を賛美する故にあなたを愛した (例文6)
挫折を恐れた故に私はそれを捨てた (例文9)/挫折を恐れた故に私は怠慢を捨てた (例文8)

【文法4-16】 (1) マフウール・リアジュリヒ() は動作の理由を説明する

 (1) 単語()で質問した時の答えとなる →(例文1)、(例文2)

 (2) 次の4つの条件を満たす場合は、対格とする →(例文3)など

条件1:マスダルであること
条件2:外から見える動作ではなく、心の内での動作であること
条件3:主語が同じであること
条件4:時間が同じであること
 (3) 上記の条件を満たさない場合は、ハルフ・ジャルで属格とする
条件1を満たさない例 →(例文4)...馬は、マスダルでない
条件2を満たさない例 →(例文5)...読書は、外から見える動作
条件3を満たさない例 →(例文6)...賛美するのは、あなたで私ではない
条件4を満たさない例 →(例文7)...栄光を取得するのは、未来の時間
 (4) 対格になる条件を満たす場合でも、
ハルフ・ジャルを使わない場合は、対格とする →(例文8)
ハルフ・ジャルを使う場合は、属格とする →(例文9)

(マフウール・フィーヒ)文法4-17
【テキスト】

【説明/日本語訳】

私は日の沈む時間に旅行の準備をした /私は夜に旅した (例文1)
私は尊師の一族の集会所に座った /私は知識の旗の下に立った (例文2)
永遠に悪い事を言うな /私は終わりに進んだ /私は潮時に欠席した (例文3)
1分私を見つめなさい /私は1年欠席した /私は1ヶ月旅行した (例文4)
私は屋根の上に座った /私は先生の前に立った /私はドアのそばで待った (例文5)
私はベイルートで滞在した /私はモスクの中で礼拝した /私は学校の中で座った (例文6)
私はベイルートに住んだ (例文9)/私は家に泊まった (例文8)/私は学校に入った (例文7)

【文法4-17】 マフウール・フィーヒ()はズルフである

 (1) マフウール・フィーヒの種類

1) 時間を示す場合() →(例文1)
2) 場所を示す場合() →(例文2)
 (2) マフウール・フィーヒは、対格と属格の場合がある
マフウール・フィーヒあいまいなズルフ
()
限界のあるズルフ
()
時間()対格 →(例文3)対格 →(例文4)
場所()対格 →(例文5)ハルフ・ジャルで属格 →(例文6)

ただし、動詞が()の場合には、マフウール・フィーヒが「ハルフ・ジャルで属格」のケースにおいて、「対格」でもよい →(例文7)〜(例文9)

(マフウール・マアフ)文法4-18
【テキスト】

【説明/日本語訳】

私はラクダと一緒に進んだ (例文1)
私は小川と一緒に歩いた (例文2)
ズヒールはランプと一緒に読んだ (例文3)
サイードとハリールは参加した (例文4)

【文法4-18】

 (1) マフウール・マアフ()は対格で、

構文:()+(
文字ワウ()は単語()と同じ意味となる →(例文1)〜(例文3)
 (2) 接続詞ワウとの違い
マフウール・マアフのワウ()では、後ろに位置する単語は対格だが、
接続詞のワウ()の場合は、前と後に単語(または文章)があって、
後方()の格は、前方()の格に従う →(例文4)


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