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(前頁)   ハール 文法4-19  タムイーズ 文法4-20  (次頁)

ハール文法4-19
【テキスト】(前半)

【説明/日本語訳】

勝利した軍隊が戻った / 晴れている太陽が昇った (例文1)
私たちは喜びの善行を惜しみなく与える / 私は鞍をつけた馬に乗った (例文2)
船は走って出帆した / 汽車は走って行った (例文3)
顔が輝いている勝利者が近づいた / 旗が波打うって軍隊が戻った (例文4)
行列の中の王子が出てきた / 馬の上のハーリドがやって来た (例文5)
私は町の上空にいる飛行機を眺めた / 同胞たちの中にいる人間は力強い (例文6)
寛大な人は客を微笑して喜んで迎える / 私は無事に勝利品を得て戻った (例文7)
(同右) / ズヒールは幸運に成功して戻った (例文8)

【文法4-19】(ハール) は、(サーヒブ・ハール) の状況を説明する

 (1) (サーヒブ・ハール) は限定された名詞で、次の2つのケースがある

主語() → (例文1)
目的語() → (例文2)

※各例文では、赤色下線がハール、青色下線がサーヒブ・ハール

 (2) (ハール) は対格で表現する。


※ハールは、上記のように疑問詞()で質問できる

 (3) (ハール) の種類

単語()  →(例文1)、(例文2)
動詞文( ) →(例文3)
名詞文( ) →(例文4)
ジャル・マジュルール/擬似文章() →(例文5)
ズルフ/擬似文章() →(例文6)

 (4) (ハール) が2つあるケース →(例文7)

 (5) (ハール) の位置

一般的には、ハールはサーヒブ・ハールより後に来るが、
ハールを強調するために、サーヒブ・ハールより前に来ることもある →(例文8)


【文法4-19】 後半
【テキスト】(後半)

【説明/日本語訳】

太陽が昇った時に、私は来た (例文1)
夜が暗い時に、私は国を出た (例文2)
日中が高い時に、私は旅行した (例文3)
満月が輝いている時に、私達はそれを眺めた (例文4)
幸運である民族がやって来た (例文5)
太陽が昇った時に、私は来た (例文6)
心が不安である時に、裏切り者は話す (例文7)

【文法4-13】 (後半)

 (1) (ワウ・ハール)

動詞文、名詞文の先頭に来るワウで、 (〜の時)の意味となる。

(例文1)、(例文2) は、名詞文+ワウ・ハール
(例文3)、(例文4) は、動詞文+ワウ・ハール

 (2) (ラービット)
ハールが動詞文、あるいは名詞文の場合、ラービットと呼ばれる代名詞があり、 このラービットがサーヒブ・ハールを示す。
ワウ・ハールは代名詞ではないが、ハールであることを示すラービットとなる。

(例文5) では、動詞文の中にある動詞の結合代名詞(ワウ)がラービット。
(例文6) では、名詞文の先頭のワウ・ハールがラービット。
(例文7) では、ラービットが二つあるケース。 名詞文の中にあるムブタダの結合代名詞(フウ)がラービット、 また名詞文の先頭のワウ・ハールもラービット。


(タムイーズ)文法4-20
【テキスト】 (前半)

【説明/日本語訳】

キンタールの重さのまきを買った/キンタールの重さを買った (例文1)
善行にどれだけのデナール硬貨を費やしたのか/善行にどれだけ費やしたのか (例文2)
ラトルの重さの油を買った (例文3)
サーア(穀物の単位)の小麦を掴んだ (例文4)
ジラーア(計測の単位)の布地を買った (例文5)
20冊の本を買った (例文6)
善行者の心は喜びであふれている/アリーは、モラルが良い (例文7)
努力家は心が良い/イブン・ムクラは習字が良い (例文8)
これこれの学生が試験に合格した/あなたの戸棚には何冊の本がありますか? (例文9)
私はこれこれの紙を書いた/あなたは何冊の本を読みましたか? (例文10)
私はこれこれのデルハム貨幣を施した/あなたはどれだけのデルハム貨幣を施したか? (例文11)

【文法4-20】 (前半)

 (1) (タムイーズ) はあいまいな名詞あるいは文章を説明する。

1) あいまいな名詞を説明する。 →(例文1)、(例文2)、など
2) あいまいな文章を説明する。 →(例文7)、(例文8)

※各例文では、赤色下線がタムイーズ

 (2) の種類
1) 重さの単位で表された名詞を説明する。 →(例文3)
2) 穀物の単位で表された名詞を説明する。 →(例文4)
3) 計測の単位で表された名詞を説明する。 →(例文5)
4) 数字で表された名詞を説明する。 →(例文6)
 (3) あるいは
1) が主格の場合でも、タムイーズは対格 →(例文9)
2) が対格の場合でも、タムイーズは対格 →(例文10)
3) が属格の場合でも、タムイーズは対格 →(例文11)
 (4) (タムイーズ) の格
1) 一般に、タムイーズは対格で、単数形となる。
2) の場合は後述。

 (5) の格

 
数3〜10属格で、複数形3人の男
数11〜99対格で、単数形17人の男
数100〜属格で、単数形100人の男

※数1〜2ではタムイーズが存在しない
 (6) 数には、基数()と 順番()とがある。

【文法4-20】 後半
【文法4-20】 (後半)

 (7) 基数()についての具体例

1) タムイーズなし
 例文基数
数1形容詞の関係
数2形容詞の関係
(数1)ムダーファの関係

2) タムイーズは属格で複数形
 例文基数
数3〜10
(男女が反転)

3) タムイーズは対格で単数形
 例文基数
数11*1
(常に対格、男女は一致)
数12*1
(常に対格、男女は一致)
数13〜10*1
(常に対格、男女は反転)
数20,30,..90
(男女で共通)
数21〜99
*2
(男女は反転)

注*1:は、()+()の形
注*2:は、()+(文字ワウ)+()の形

4) タムイーズは属格で単数形
 例文基数
数100〜
(男女で共通)

 (8) 順番()は、の形で、限定の形容詞となる。
※順番ではタムイーズが存在しない

 例文順番
数1〜10
数11〜19
(常に対格)
数20,30,..90
数21〜99



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