Tech PC98 Support Page

Last Modified at 1999/03/14.

 このページは、 私(TAKE52)が公開しているプログラムのサポートを目的としています。 ページ製作時間の都合により内容が貧弱です(苦笑)。 差し当たっての意見・苦情・質問 等は Mail会議室までお寄せください。


Contents(目次)

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MountFM (FMR/TOWNS MO Mount Driver)

今のところ、不都合/使い方が分からない などの報告は受けておりません。単に誰もダウンロードしていないだけかもしれませんが(笑)。


SIC (Sound & ID Controler)

 β版ソフトSIC Version 2.04β2(118音源の MIDIドータボードを初期化する試み)を追加しました。動作テスト出来る方の御協力をお願いします。


 そうそう、「SIC ってなんて読むんですか」という問い合わせがあったので、ここにも書いておきます。別に 「シック」でも「エス・アイ・シー」でもいいのですが、一応さいく(細工)と呼んでやってください。文字どおり Sound IDを細工するソフトなものですから(笑)。


以下に、ドキュメントでは分かりにくかったボリュームコントロールブロック図を補足しておきます。Webページは図が使えるのが強みですね。


 97/11/30現在までに報告のあった動作機種一覧をみる。



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Windows98対応情報

(98/11/15)

 Windows98の CONFIG.SYS / AUTOEXEC.BAT でも SICは動作します。 基本的に PCM 2ch化も可能ですが、Windows95と比較して、あまり効果がありません(理由は後述します)。 まずは、PCM 2ch化方法から。

  1. Windows98をインストールします。
    (以下、Drive Aにインストールした物として説明します)
  2. a:\windows\inf\wave.infというファイルを開き、
     [*MATEX.LogConfig] という項を
      IOConfig=A460-A460(fff::)
            ↓
      IOConfig=B460-B460(fff::)
    と変更します。
  3. Config.sys または Autoexec.bat 中に、
    WSSを移動させる SIC命令(例 SIC /86B)を記述します。
  4. [コントロールパネル]-[システム] を開き、
    組み込まれている音源(通常は MATE-X PCM) を削除します。
  5. システム再起動します。
  6. [コントロールパネル]-[ハードウェアの追加] を開き、
    『〜新しいハードウェアを自動的に検出しますか?』の問いには
    いいえ(一覧から選択する)』を選択します。
  7. サウンド, ビデオ および ゲームのコントローラ』を
    選択して、「次へ」
  8. 製造元:NEC
    モデル:PC-9801-86 または 互換
    選択して、「次へ」
  9. メッセージに従って電源OFFし、再起動します。
  10. 6〜8 と同様にして、
    製造元:NEC
    モデル:Mate-X PCM
    選択して、「次へ」
  11. リソースの競合がある旨警告が出たとしても、
    そのまま「次へ」
  12. メッセージに従って電源OFFし、再起動します。
  13. 無事再起動したなら、システムのプロパティで警告(!など)が
    出ていないことを確認します。異常なければ 2ch化は、完了です。お疲れさまでした。
  14. 11で、リソースの競合がある旨警告が出ていた場合は、
    たぶん再起動中にハングアップします。仕方がないので一度リセットをかけます。
  15. 再起動後、システムのプロパティで Mate-X PCMの項を開きます。
    -デバイスの状態-の項に、
    『このデバイスを起動中に Windowsが応答しなくなりました。今後このデバイスの起動を試みることはありません(code11)』
    のエラー表示がでている場合はこのハードウェアプロファイルで使用不可にする』にチェックが入っているので、このチェックをクリアします。
  16. さらに再起動
  17. 13と同様にして、警告(!など)が出ていないことを確認します。
    このハードウェアプロファイルで使用不可にする』に
    チェックが入っていない状態で、警告(!)が出ている場合は、
    4 と同様にして、この Mate-X PCM デバイスを一度削除し、再起動します。
  18. 10〜 の手順を繰り返します。

 当方で確認した限り、どうしても一度はハングアップしてしまうようでした。 何とか 17. の状態まで持っていければ、後は 10〜 の手順に警告は出ず、 2ch化できるはずです。


Windows98の PCM(疑似)マルチチャネル化について

 Windows98になって、PCMは擬似的にマルチチャネル化されたようで、 例えば、PCM音源を1つしか持たないマシン上で、 Waveファイル再生中に、 さらに別な Waveファイルを再生させると、 ちゃんと2つの Waveファイルがミキシングされて再生されます。
 と、ここまでは良いのですが、2つのファイルのミキシングに時間がかかるためか、 実は一瞬 音が止まるんですね、これが...。 非力なマシンほどこの傾向は顕著に出ます。 それでは、SICによって 2ch化すれば 2chまでは問題ないかというと、 そうでもなくて、

Windows98は何があってもミキシングして1chで再生

しようとします。例え 2ch目の PCM音源が空いていたとしても、使用しません。 よって、明示的に使用する音源を選択できるソフトのみ 2ch化の恩恵を受けることが出来ます(Windows98が使用しない方の音源を選択しておくわけですね)。 まったく、困った仕様にしてくれたものです....(泣)

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PC-9801-118 Windows95/98 PCM 2ch化対応情報

(99/03/14)

 お待たせしました。MATE-X PCM音源 と PC-9801-118音源による Windows95/98 PCM 2ch化方法です。 今のところ動作確認が取れているのは Xa系だけですが、本体とドライバが MATE-X PCM(WSS)音源のベースポート(F40h)移動に対応していれば、 今回と同様の方法で動作するのではないかと思います。


動作条件

  1. DirectX5が インストールされていること。
     DirectX6は未確認です。また、ノーマルドライバ(DirectXなし)環境では 2ch化できませんでした。
  2. パソコン本体が MATE-X PCM(WSS)音源のベースポート移動に対応していること。
     Xa/Xt系は大丈夫です。ValueStar系は機種によってはダメかもしれません。拙作 Read PnPを使ってみて、PnP ID(E0h)の F40hが移動可能であることを確認してみてください。
  3. PC-9801-118音源は設定6(非PnPモード, パソコン本体 2,4,5)であること
  4. 割り込み(IRQ)No.に空きがあること
    今回確認した環境は下表の通りです。
    割り込み(IRQ)No.音源
    06 (INT2)PC-9801-118 (MIDI)
    10 (INT41)MATE-X PCM (WSS)
    12 (INT5)PC-9801-118 (PCM & FM音源)


2ch化手順

 それでは、具体的な手順を以下に示します。なお、説明の都合上、 Windows95/98は、a:\windows にインストールされているものとします。 別のドライブ/ディレクトリにインストールしている方は、適宜、読み替えてください。

  1. a:\windows\inf\wave.infというファイルを開き、
     [*MATEX.LogConfig] という項を
      ConfigPriority=HARDRECONFIG
      ;IOConfig=0C24-C24(fff::)
      ;IOConfig=0C2B-C2B(fff::)
      ;IOConfig=0C2D-C2D(fff::)
      IOConfig=0F50-0F57(fff::)
      ;IOConfig=A460-A460(fff::)
      ;IOConfig=0F48-0F49(fff::)
      DMAConfig=1
      IRQConfig=3, 5, 10, 12
    と変更します。本体内蔵 WSSで使用する予定の IRQ No.が決まっている場合は、
      IRQConfig=10, 12
    のようにあらかじめ IRQ No.を絞り込んでいた方が後の設定が楽です。
    特に Windows98では IRQが重複するとかなり面倒なことになるので、上記の絞り込みを強くお勧めします。
  2. Config.sys または Autoexec.bat 中に、
    下に示す内蔵WSSを移動させる命令記述します。
     sic /wssc /int5 /wss /base:f50 /move:b460 /intoff
    この記述の順番には意味があるので変えないでください。
     ここでは、118音源側 WSSと、本体内蔵 WSSとで、使用するポートと割り込みとを、正しく設定しています。最後の /intoffは環境によっては /int41等に変えた方がよいかもしれません。
    なお、SICへのパスは適宜指定してください。これが実行されていないと2ch化は不可能なので...。
  3. [コントロールパネル]-[システム] を開き、
    組み込まれている音源(MATE-X PCMなど)をすべて削除します。
  4. システム再起動します。
    再起動時、PnPデバイスとして、『CanBeサウンド』を組み込もうとする場合がありますが、ドライバのインストールは飛ばしてください。(起動後 サウンド, ビデオ および ゲームのコントローラからも忘れずに消しておきましょう。)
  5. [コントロールパネル]-[ハードウェアの追加] を開き、
    『〜新しいハードウェアを自動的に検出しますか?』の問いには
    いいえ(一覧から選択する)』を選択します。
  6. サウンド, ビデオ および ゲームのコントローラ』を
    選択して、「次へ」
  7. 製造元:NEC
    モデル:PC-9801-118 非PnPモード(パソコン本体2,4,5) MIDI割り込み使用または未使用
    選択して、「次へ」
  8. メッセージに従って電源OFFし、再起動します。
    なお、ドライバの読み込み段階で、ファイルが見つからない旨 表示された場合は、DirectX5が入っている CD-ROM内のディレクトリ
     \dx5sdk\redist\directx\drivers\nec
    を指定すれば OKなはずです。
  9. 再起動後、PC-9801-118音源が使用している IRQ No.を確認します。
    特にMIDI割り込み使用している方は、2つ表示される IRQのうち、上の段の IRQに注意してください。使用予定と異なる IRQが使われている場合は変更します(そして再起動ですね)。
  10. 6〜8 と同様にして、
    製造元:NEC
    モデル:Mate-X PCM (Microsoft)
    選択して、「次へ」
  11. リソースの競合があるという警告は出ないはずですが、
    もし出るようならば、wave.inf の書き換えと、選択した音源ドライバMate-X PCM (Microsoft)をもう一度確認してみてください。
  12. メッセージに従って電源OFFし、再起動します。
  13. 無事再起動したなら、システムのプロパティで警告(!など)が
    出ていないことを確認します。異常なければ 2ch化は、完了です。お疲れさまでした。

不幸にしてうまく動かなかった方へ

 以下の項目をチェックしてみてください。

  1. SICは正しく実行されていますか?
  2. ドライバは正しくインストールされていますか?
    希(?)にドライバが正しくインストールされていない場合があるようです。確実に DirectX5のドライバをインストールするには、
    • [コントロールパネル]-[ハードウェアの追加] を開き、
      『〜新しいハードウェアを自動的に検出しますか?』の問いには
      いいえ(一覧から選択する)』を選択します。
    • サウンド, ビデオ および ゲームのコントローラ』を
      選択して、「ディスクを使用」を押します。
    • ドライバの場所の指定で
       \dx5sdk\redist\directx\drivers\nec
      を指定します。
    • 製造元:NEC
      モデル:PC-9801-118 非PnPモード(パソコン本体2,4,5) MIDI割り込み使用または未使用
      を選択して、ドライバをインストールします。
    • 同様にして、Mate-X PCM (Microsoft)もインストールします。
    • もう一度、2ch化方法を最初から、実行します。
      その際、wave.infファイルは、どこも変更していなくても保存し直してください。Windows95/98に『ドライバファイルの更新』をさせるために必要です。
  3. Windows98を使用している方は、 Windows98対応の項も参考にしてください。Windows98は、リソースの競合に弱いです。すぐにハングします(泣)。
これでうまくいくと良いのですが...。各自、健闘を祈ります。



PC-9801-118追加情報

 ご存じの方も多いかと思われますが、 PC-9801-118音源を DOSで使っている方にちょっといい話を少し。

 SIC Version 2.04β系で 118音源の MIDI部分を DOSで初期化する試みをしばらく続けていましたが、 えらー15さん作、INIT118.COM を使用すれば確実に初期化できます。 あとはメモリドライバに 荻野さん作 VEM486 を使用している環境で、

 sic /86VM /IOtrap:E0D0:148C /IOtrap:E0D2:148D
を実行すれば、DOS上で 118音源の MIDIが使用可能です。 ということで、SIC Version 2.04のリリースは無いかもです(笑)。 まぁ、現 SIC(Version 2.03)では、118音源の WSS制御に難がある(コマンドを書く位置によって、 制御する対象が 118音源の WSSだったり、 本体内蔵 WSSだったりする)ので、 その不都合を修正した上で、 今回の PCM 2ch化方法のマニュアルをつけて 2.04とするかもしれません。 ともあれ、えらー15さん、ならびに、 SIC Version 2.04βシリーズ動作確認にご協力いただいた方々に感謝します。 いろいろとありがとうございました。

 なお、INIT118.COMの入手先は、

です。(1999/03/14現在)

 ずいぶん前に連絡をいただいていましたのに、 紹介が遅れてすみませんでした。 えらー15さん

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