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 店長慢(?)のコレクション  其の四

正解は "マスダヤ製 アッセンブリー"でした。ちょっとムズかしかったかな?
本当に長らくお待たせ致しました。
店長自慢(?)のコレクション第4回はマスダヤ アッセンブリ(ASSEMBLY)G−3です。

ASSEMBLY G−3

 会いは偶然だった。残暑厳しい8月下旬、いつもの様に部活を終わらせ、疲れの残る身体でふらっと立ち寄ったいきつけの模型店。
ショーケースの中には数少ないモデルガンが置かれていた。主にMGCの製品が多かった。その中でも自己主張が一段と強いスタイリングが目に飛び込んできた。発泡スチロールの箱の中にバレル、グリップ、スコープ、ストック、本体と整然と並べられた見た事の無い銃が...

in the case in the case

「何だこれは?」

 らかにモデルガンではない事は一目見て分かった。「任天堂の光線銃の新製品か?」と思ったがつづみ弾の箱が一緒に鎮座している。「空気銃?(当時、エアガンとは呼ばずそう呼んでいた。)お子様の玩具か」と呟いた。

 時のエアガンのパワーは現在に比べてはるかに貧弱でつづみ弾と呼ばれる軟質プラスチック製のスカートをはいた弾をエア・コッキングで飛ばしていたが、はっきり言って"銀玉鉄砲よりマシ"と言ったところだ。その上価格は4,500円、MGCのローマン2インチが6,000円で買えた時代、"お子様の玩具"に4,500円は...。まあ同じマスダヤの「サンダーボルト」が9,800円もした時代であったので、安いと言えば安いと言える。しかし、サンダーボルトはかなり威力があった。いわゆる"スポーツ空気銃"、スコープにもレンズが入っていて微調整がきく、出来の良い銃であった。

つづみ弾

 が横道にそれたが、アッセンブリーはそのスタイリングに惚れ込んでつい衝動買い、帰宅して早速試射してみる。まずは屋内で。思ったより威力はある。とは言え、5mの距離でマッチ箱がへこむ程度であった。「こんな物か...」と思いながら今度は屋外へ。ほとんど無風状態であったが、5m先のターゲットまで届かない。続けて次弾発射。今度はターゲットにHIT。もしかして弾にバラツキがあるのかと思い調べてみると、やはり弾頭が少々変形している。当時、エアガンにはあまり興味の無かった私であるが、それでも気が付くと全弾を撃ち尽くしていたのを覚えている。

ASSEMBLY G−3

 のアッセンブリーは、現在のエアコッキング式と比べると特殊なコッキング方式であった。まずトリガーを引きボルトを後退させ、ボルトが後退しきったところでトリガーから指を離し、ボルトを押し込みコッキングする、というタイプのものだ。なお、装弾数は5発でマガジンは手動で固定式の5連発回転型、スタイルはオートタイプなのに給弾はリボルバーという変わり種で、つづみ弾使用のエアガンとしてはそろそろ終末期に差し掛かっていた頃の銃であった。

ASSEMBLY G−3

 は逸れるが同時期、6mmBB弾を使用できる、"マークスマン"ガバメントも登場していた。マークスマンは当時のエアガンにしてはスタイルが良く、モデルガンに近いものであった。当時の私は6mmBB弾が主流になるとは思いもよらず、単発でしか使用出来ないマークスマンには魅力が無かった。威力よりもその銃が持つ雰囲気で選んでいたのだ。すぐ後にカート使用つづみ弾のガバメントやモーゼルが登場、ついそれらのキットも作った。これらの銃は弾よりもカートの方が良く飛び、しかも飛び過ぎてそのほとんどを無くしてしまった思い出がある。

ASSEMBLY G−3

 めて話をアセンブリーに戻そう。アセンブリーには3つのタイプがあり、ベーシックの"G1"、スパイタイプの"G2"、スナイパータイプの"G3"とあり、一番人気があったのはスパイタイプの"G2"、私が買ったのが一番人気の無い"G3"であった。当時は"G2"を持っていた友人にからかわれたものである。


 て次回はコレです。最近はこのカスタムが多く出ています。当時はショート・リコイルではないのですが...。
カンタンですね。

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Club Michille ,2020