「え??」
「え?じゃない、え?じゃ。このままバンガローで寝たら冒険野郎の名が廃る!!当然キャンプを張って寝るぞ!!」
・・・さすがは隊長である。やはりこのまま無事に済むはずもなかったということか・・・。私はまぁ、しょうがないか・・・・、でもできればバンガローに寝たいなぁ・・・。なんて思っていたのだが、団長は一言、
「絶対にいや!!俺はここで寝る!!」
隊長と料理長の必至の説得にもかかわらず、団長は頑と譲らず、結局、隊長と料理長の二人が寝ることになった。しかし、団長はそれでよかったのかもしれない。その後、団長は隊長が悪く、翌日は一日中バンガローで寝込むことになるのだった・・・。
さて、極寒キャンプを体験する前に我々はお風呂に入ることになった。
何故、ここでお風呂が出てくるのか?
別に話しは簡単で、キャンプ場の付近に旅館があったのだが、そこで外湯がオッケーだったのである。
旅館を外から見ると、浴場が外から見える。なんか、女性が入っていくではないか!!どっか高いところに上れば見えるんじゃないか!?
・・・残念ながら、周りに適当なビューポイントはない。(笑)
とりあえず、お風呂セットを準備し、再び旅館に赴いた。
「ただいま本館の2Fは女湯専用となってますので、別館の浴場でお願いします。」
・・・やはり!!とは思いながら別館へ向かう隊長と料理長。そして、玄関を入ってすぐ右側に浴場を発見した。
「女湯・・・」(・_・)
顔を見合わせる隊長と料理長。
「あれ?ここ女湯だよ。っかしいな〜。別のところにあるのかな?」
「ないない。やっぱここしかないよ!」
フロントは何か勘違いしているのでは??
「料理長、悪いけど、扉をちょっと開けるから中を覗いてくれへんか?」
「よっしゃ、わかった。」
「ほな、いくで〜」
隙間から覗く料理長。・・・しかし、人の気配はない。
「大丈夫。誰もおらんわ。」
「・・・・料理長。あんたよくやるねぇ〜。ほんまにやるとは思わんかった。」
・・・あのなぁ〜。今更よういうわ!!とは思いつつ、浴場内に誰もいないのを確認した隊長と料理長は浴場内に侵入した。
「でも、途中で誰か入ってきたらやばくない?」
「じゃ、この札を反対にしとけばええやん」
すかさず札を裏返す料理長。これで誰も女は入ってこない。・・・何故か残念な気持ちだが、ここで新聞沙汰になるわけにはいかない。この処置もやむ得ないであろう。
身も心もすっかり温まった隊長と料理長は30分後、元女湯を後にしたのであった・・・。
もちろん、札を元の女湯に戻して・・・。
#さぁ〜って、本編からちょっと外れた番外編みたいな感じになったが、ちょっとドキドキしたぞ!!(笑)
#このハプニングで本来やるはずの極寒キャンプが伸びてしまった〜!!
#だから前回予告した「コールドスリープ」は次回予告に変更だぁぁぁぁ!!!
#・・・ということで、冒険野郎第九話!!「番外編!!初めての女湯体験!!」に変更します!!
#次回!冒険野郎第拾話!!「コールドスリープ」
#こんどこそ極寒耐寒キャンプの神髄をお披露目しましょう!!お楽しみにぃ〜!!!