冒険野郎第五弾

耐寒キャンプin今津浜

1997/2/22〜2/24

最終話「エピローグ!」

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日曜日

昨日までの悪天候が嘘のように晴れ渡り、琵琶湖もしずかな湖面を漂わせている。

隊長と若旦那はボートを湖面に出し、さっそくバスフィッシングに出かけた。

団長は布団の中で眠りつづけている。


・・・結局、この後夜まで眠りつづける団長。なんでも扁桃腺が腫れていたとかで調子が悪かったみたいだ。とりあえず団長と出会うのは夕食のときである。


料理長はその日の献立を検討していた。

夜はあっさりと行こう。・・・ということできりたんぽ鍋なんかいいなぁ。

よし。ごはんを今のうちにたいて、きりたんぽを作ろう!!

朝飯はとりあえずラーメンだな。

・・・ということでうまかっちゃんをすする冒険野郎の面々。たまにはインスタントも捨て難い。それはそれなりのうまさがあります。はい。


その後のトピックスといえば、隊長・若旦那・料理長で「やらてん」(ってわかるかなぁ〜。ビニール製のやわらかいボールのことですが)で野球をやって、その後できりたんぽ鍋を食べたことかなぁ・・・。

とりあえず、きりたんぽ鍋は結構いけました!!冒険野郎には珍しくかつおだしであっさりした味がベースでしたが(いつもはキムチにトウバンジャンをたっぷりいれたコテコテ鍋なのに!!)、大根・にんじん・鶏肉がうまいスープを醸しだし、そこに香ばしいきりたんぽが雑炊のように交わり、何ともいえない味をだしていました。冒険野郎料理史に残る料理と言えましょう!!


そして帰宅。

月曜日に有休を取っている隊長と団長はいいとして半休しか取れなかった料理長はできればその日の晩には帰宅したいと密かに思っていた。若旦那はその日の遅くに帰宅するという。


12:45までに会社に着いていなければならない。・・・ということは4時間程みておいて7時ごろにバンガローを出発すればまぁ余裕だな。

じゃ、早い目に今日は寝るか・・・。


「さぁ、料理長!!麻雀しましょうか!!」

何故か団長も復活しており半荘一回という約束で恒例(?)の麻雀が始まった。


・・・しかし、東二局ですでに睡魔に襲われた料理長。その後半荘が終わるまでの約一時間。

「眠いよぉ〜!!早く終わろうよぉ〜!!もう、考えるなよぉ!!あぁぁ、なんでこんなことしなきゃいけないんだよぉ〜!!あっ、それポン!!」

・・てな感じでわめき散らすことになったのである。


若旦那が帰宅し、三人になった冒険野郎。今日はせっかく(?)だからバンガローで泊まるという隊長の意見もあり、三人ともストーブのある暖かい中で眠りについた。


・・・翌朝。午前7時30分。

料理長!!早く起きんと会社に送れるぞぉぉぉぉ〜!!

・・・朝に弱い料理長。なかなか起きれないが、さすがにそのままでいるわけにもいかない。なんやかんや準備を手伝ってもらい8時過ぎにバンガローを出発することができた。

じゃ、ゆっくりしていってや。いいねぇ〜、休暇の人は・・・。

恨みつらみを後に残して料理長は一路、静岡県は吉田町までの約350kmの帰路についた。

途中でチェーンを外し、とりあえず名神高速を目指して車を進める。栗東から乗ろうか、瀬田から乗ろうか、なんて考えながら、ふと、ポケットの財布に手をのばす・・・。

・・・・!!ない!!!!さ、財布がないぃぃぃぃぃ!!!!!!


コンビニに飛び込み、団長の携帯に連絡をいれる。

「だ、団長ぉぉぉぉ!!あ、あのなぁぁぁぁぁ!!!」

「・・財布?」

・・ということで、急遽財布を渡しに隊長と団長は料理長の後を追いかけることになった。


小一時間後、再び再会した冒険野郎メンバー。しかし、再会もつかの間、料理長は団長から財布をひったくると感謝の言葉もそこそこに車を急発進させた。

時刻は午前9時。果たして間に合うか!???


・・・・。

・・・・12時36分。工場正門前に料理長の車がたどり着いていた。

「・・・ふぅ。正味2時間30分か・・・。やはり時速○○○kmというのはおい詰められんと出ないなぁ。」


#冒険野郎顛末記、ここに無事終了いたしました!!

#とりあえず、未曾有の経験を経た冒険野郎の面々。レベルアップはしたかな??

#さてさて、次なる冒険野郎企画はいったい何がやってくるのか!!!

#それでは次回の冒険野郎顛末記までさようならぁぁぁぁ〜!!!!



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