冒険野郎第一弾

二川ダム激流川下り

1996/6/21〜6/22

第一話「運命のメール」

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「新規メッセージです!」

仕事中はノーツを立ちあげっぱなしにしている私。新しいメールが入ると上記のメッセージが入りすぐに分かるようになっている。これで、情報にはすぐに対処できるというものだ。

さてさて、なんのメッセージかな?と思いつつダイアログをクリックする。

差出人は某月のマークの会社に勤めている一郎君からであった。何でも、製茶問屋の若旦那と今週の土日に和歌山の二川ダムに釣りに行くという。・・・ふ〜んと思いながら、以下のメッセージを送った。

「なんで俺を誘ってくれないんじゃぁぁぁあ〜!!!」


何だか楽しそうであるので、やっかみ半分、メッセージを送ってみたのである。

・・・でも、ここは静岡県。和歌山まで400kmは離れている。そんな土日でほいほいと往復できるような距離ではない。羨ましさを感じながらも、ダイアログを閉じて再び仕事に向かうのであった。


数分後、再び新規メッセージのダイアログが開いた。

「それは、大変失礼をばいたしました。是非、マスオさんのお待ちを一同心からお待ちしてます。・・・・・ほんまに待ってるでぇ〜!!!」


!!!!

思わず、口元がほころぶ。

おいおい、マジかよ?という気持ち半分、うぅ〜、な、なんかめっちゃ面白そうやんか!!という気持ち半分。

次の瞬間、後者の気持ちが私を支配していたのである・・・。

「よっしゃ、わかった!!じゃ、そちらに何時に行けばいいか、どこに集まればいいのか、詳細を送ってくれ!」


その日、十数回のメールのやり取りを終え、私は、来たるべき非日常的な週末を予感していた。・・・なんかめっちゃ面白くなりそうやなぁ〜・・・。

平成8年6月17日(月)のことである。


・・・そしてその週末。6月21日〜23日にかけて我々は壮絶な経験を体験することになる。後に言われる冒険野郎第一弾であり、冒険野郎の発祥の瞬間でもあった。

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