講義　水循環科学特論 2012年 of BONO's page

2012年度　前期

この講義では，水循環について科学的に深く理解することとその知識に基づいて，適切に解析するための技術を習得し，かつ深く考えられるようにすることを目的とします．
　具体的には，任意の流域の水循環を理解するための基礎情報の入手，土地利用解析，降雨量解析，流出量解析などを実際に行いながら理解を深めていく．

流域について理解し，説明することができる．
必要なデータを適切な方法で入手し，それを目的に応じて分析することができる．
流出解析を行い，流域による違い，降雨や蒸発散が流出現象に及ぼす影響を理解し，説明することができる．

最初に水循環の基本的な事項と，それについての実際のデータ，その一般的な解析方法を説明した後，各自でデータを入手し，データの解析を行い，単元毎にレポートを提出する．
　講義の最後に全体をまとめ，整理してプレゼンテーションを行う．

解析にはパソコンが必要になるので，ノートパソコンを準備しておくこと．

１．ガイダンス 4/11: 流れの説明など
２．流域: 概要説明，流域の選定，基本情報の入手，基本情報の計測，整理第1回目 4/18第2回目 4/25第3回目 5/09レポート提出：流域情報〆切：5/16
３．データの入手と整理: 概要説明，雨量データ（アメダス，ハイエトグラフ，降雨特性解析）; 蒸発散量データ（データ整理，ペンマン法，蒸発散量計算）; 流出量データ（データ整理，ハイドログラフ，流出特性解析）第1回目 5/16第2回目 5/23第3回目 5/30第4回目 6/06第5回目 6/13レポート提出：雨量・蒸発散量・流出量特性　〆切：6/20
４．流出モデルの選定とモデル化: 概要説明，タンクモデルの説明，　　パラメータ同定，モデルの推定精度の評価第1回目 6/20第2回目 6/27第3回目 7/04レポート提出：流出解析〆切：7/18
５．数値シミュレーション: 概要説明，数値実験，実験条件の選定，データの作成，　　モデル計算，評価第1回目 7/04第2回目 7/11レポート提出：数値シミュレーション〆切：7/18
６．成果とりまとめ: 第1回目 7/18; 第2回目パワーポイントを使用しての成果発表 7/25

準備	日本スーパーマップ株式会社＞SuperMapのGISフリーソフト GIS沖縄研究室＞SuperMap講座ドリームハイプ社＞フリーソフト「ColorPicker」のサイト
流域	地形図＞CD-ROM版数値地図について（国土地理院Web) ＞地図閲覧サービス流域情報＞みんなの地球地図プロジェクト＞＞標高／植生／土地被覆／土地利用＞＞ダウンロード：みんなの地球地図プロジェクト
データの入手と整理	雨量編気象庁　過去の気象データ検索土木研究所　：アメダス確率降雨量計算プログラム
流出モデルの選定とモデル化
数値シミュレーション
成果発表